- ボードゲームを始めてみたいけれど、何を買えばいいかわからない
- いくつか持っているけど、次にどんなゲームを買おうか迷っている
- 概要とおすすめポイントを一気にチェックしたい
テレビやネットでも、最近だんだんと話題になってきているボードゲーム。
ですが、新しいゲームやめずらしいゲームではなく、本当に初心者に合うゲームってどんなゲームかわからない方も多いように感じます。
僕は、2014年からボードゲームにハマり、400個以上のゲームを所持しています。
それも、すべて購入した順番を記録しています。
この記事では、初心者の人が迷わずにボードゲームが選べるように、僕が実際に購入した順番で20個のボードゲームを紹介します。ゲーム名の後ろにあるナンバーが、購入した順番です。
今回は、No.061~080に紹介したゲームをまとめました。
👉No.001~020に紹介したゲームのまとめ記事は、こちら。
要点をだけまとめていますので、
詳しく知りたい方は個別の記事もご覧ください!
この記事を読めば、1人のボードゲーマーが実際に購入した順番で紹介されたゲームの中から、 自分に合うボードゲームを探すことができます。
ボードゲームのジャンルごとに紹介していますので、頭から読むだけではなく「気になるジャンル」からでもからでも読んでみてくださいね!
迷ったらコレ! – 宝石の煌き –
これから20個のゲームを紹介しますが、
多すぎて選べない……。
という方もいるのではないでしょうか。そんな方にズバッと1つおすすめするなら、『宝石の煌き』です!
おすすめする理由は、
- 特殊効果などがなく、ルールがわかりやすい
- コンポーネントが豪華でプレイした満足感もある
- 競技としてもプレイされているので、好きな度合いでハマれる
などがあげられます。気になったら、詳細記事もご覧ください。
おすすめゲームフローチャート
それでも「いろんなゲームから自分にあうのを探してみたい」という方には、
【おすすめゲームフローチャート】を作成してみたので、活用してみてください。
ハンドマネージメント 4個
ハンドマネージメントとは、山札などから引いたカード等を手札とし、手札枚数の上限等の制限のある中でプレイするようなゲームジャンルです。
コルト・エクスプレス【No.064】
コルト・エクスプレスは、列車強盗となって財布や宝石を奪うために、自分のコマをカードで操作するゲームです。
プレイヤーは、個別の能力を持つ盗賊となって、 列車に乗り込みます。
計画フェイズと呼ばれる時間に、行動するためのカードを一定枚数仕込んでおきます。
その後、実行フェイズと呼ばれる時間で、事前に仕込んだカードを公開して解決していきます。
この流れを1ラウンドとして、全部で5ラウンド行えばゲームは終了します。
最もお金を奪うことができたプレイヤーは、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | コルト・エクスプレス |
メーカー | ホビージャパン |
ゲームデザイナー | Christophe Raimbault (クリストフ・ランボー) |
人数 | 2~6人 |
時間 | 40分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 5,500円(税込) |
・計画が上手くいかなくても楽しい
どの略奪品を狙うかを考えてカードを仕込みますが、 誰かに邪魔されることもしばしば。
上手くいくかドキドキしながら処理していきますが、 ハプニングがあってもその展開のおもしろさに笑みがこぼれますね。
・プレイヤー間の直接攻撃があるので注意
射撃や格闘といった他プレイヤーを直接攻撃する要素があります。
あまり1人のプレイヤーに固執し過ぎず、気軽にプレイすることをおすすめします。
テンガロン【No.071】
テンガロンは、順番通りにカードを出していく中、場のカードと10差の時には割り込みができるハンドマネージメントゲームです。
プレイヤーは、1~40の数字のカードが配られてそれを手札とします。
最初のプレイヤーは、好きなカードを1枚出すことができます。
2番目のプレイヤーは、出されたカードより±10以内のカードを1枚出すことができます。
それ以降のプレイヤーは、出せるカードが昇順か降順かが決まり、10以内の差で出していきます。
場に出ている数字と±10差のカードは、手番順に関係なく割り込んで出すことができます。
誰かが手札を出し切ると、ラウンドは終了します。
得点計算を行ってプレイ人数分のラウンドを行っ
ゲーム名 | テンガロン |
メーカー | サイ企画 テンデイズゲームズ |
ゲームデザイナー | 居椿 善久 |
人数 | 2~6人 |
時間 | 15分 |
年齢 | 6才~ |
価格 | 1,500円(税込) |
・誰でもすぐに遊べる
ルールは簡単で難しい計算も必要ないので、誰でもすぐに遊べます。
小学生ぐらいのお子さんと遊ぶと、計算の練習にもなっていいですね。
・持ち方によっては数字が見ずらい
左上の数字は大きいので場に出ていると見やすいですが、 重ねて持つと見ずらいです。
上下を逆さまにすると見やすくなりますね。
チケット・トゥ・ライド:ヨーロッパ【No.075】
チケット・トゥ・ライド:ヨーロッパは、8色の列車カードを集めて路線を引き、ヨーロッパの都市を線路でつないでいくゲームです。
このヨーロッパは、たくさん発表されているチケット・トゥ・ライドシリーズの第2作目となります。
プレイヤーは、場に並べられた列車カードを集めたり、集めたカードを使って対応する色のマス目に列車コマを並べて、路線を引くことができます。
引いた路線の長さに応じて、点数が得られます。
また、「目的地カード」呼ばれる都市名が書かれたカードを持っており、 その間を繋ぐように路線を引ければ点数が入ります。
いずれかのプレイヤーの残りの列車コマが2個以下になったら、全プレイヤーが一手番行うと、ゲームは終了します。
得点計算を行い、最も得点を獲得したプレイヤーは、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | チケット・トゥ・ライド:ヨーロッパ |
メーカー | ホビージャパン |
ゲームデザイナー | Alan R. Moon (アラン・ムーン) |
人数 | 2~5人 |
時間 | 30~60分 |
年齢 | 13才~ |
価格 | 6,600円(税込) |
・本格的だけど難しすぎない
カードを集めて一気に出して、路線にコマを置いていくだけというシンプルなルールです。
ボードゲームが初めての方でも遊びやすいですが、相手より先に路線を引かないといけないなどの駆け引きもある程よいゲームですね。
・都市名がわかりずらい
「13才~」となっている要因かもしれませんが、都市の名前がアルファベット表記になっているので、パッと見ただけではわかりずらいです。
自分の行先チケットカードに書かれた都市を探すのは、少し苦労してしまうかもしれません。
ゲーム開始前には、みんなが正面からボードを見て確認しておくと良いですよ。
はんか通骨董市【No.080】
か通骨董市は、江戸の商人となって骨董品を集めてくるバッティングゲームです。
プレイヤーは、仕切と呼ばれる役のプレイヤーが「甲」と「乙」の2つのグループに分けた骨董品カードに対して、投票を行います。
同じグループに複数人いた場合はこれをくり返し、カードが全ていきわたるまで行えばラウンドは終了します。
これを5ラウンド行うと、ゲームは終了します。
獲得したカードを計算し、、最も点数の多いプレイヤーがゲームに勝利します。
この記事では、「インディーズで出版された」『はんか通骨董市』を元に書いています。
現在は「アークライトから出版」されている後継ゲーム『ヘンゼルかグレーテル』とは、カードの絵柄等が少し異なっている場合があります。
ゲーム名 | はんか通骨董市 |
メーカー | OKAZU brand |
ゲームデザイナー | 林 尚志 |
人数 | 3~6人 |
時間 | 15~30分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 1,800円(税込) |
・分けるのも取るのも悩ましい
並んだ骨董品カードを分ける際は、他プレイヤーの状況や自分の都合をおり交ぜて分けると思います。
取る際も、他プレイヤーが欲しそうなのを見極めたりして、自分が得する方を考えます。
その一手ずつ悩ましく考えるのは楽しいですね。
・機械的になりがち
分けて取ってをくり返していくので、深く考えないと少し機械的にゲームが進んでしまうかもしれません。
シンプルなルールなので、毎ラウンドの開始時に「あのカードが取れるかな」など、 小さな目標が決められるとおもしろくなると思います。
競り 3個
競り(オークション)とは、カード等を獲得するためにコイン等を用いて支払える額を宣言し、最後の1人なるまでせり上げていって勝利したら獲得できるような形式のゲームのことを言います。
チューリップ・バブル【No.065】
チューリップ・バブルは、カード等で相場が変化する3色のチューリップを売買して儲け、バブルが崩壊するまでに「伝説の黒いチューリップ」を購入することを目指す投資ゲームです。
手持ちのチューリップを相場価格を見ながら売り場やチューリップ好きなマニアに売却し、得た資金で新たなチューリップを購入します。
毎ラウンドの開始時にカードによって価格が変動し、7~13ランド目に訪れる「バブル崩壊」が訪れたらゲームは終了します。
「バブル崩壊」が起こる前に120ギルダー集めて「伝説の黒いチューリップ」を購入できたプレイヤーは、ゲームに勝利します。
この記事では、僕が持っている「インディーズ版」を元に書いています。 現在流通している「Moaideas Game版」とは、コンポーネントやルール等が少し異なっている場合があります。
ゲーム名 | チューリップ・バブル |
メーカー | ぐうのね Moaideas Game Design |
ゲームデザイナー | 紅陽 |
人数 | 3~5人 |
時間 | 45~60分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 4,500円(税込) |
・価格を見極めるのがおもしろい
入荷したり売買で並べられたチューリップカードによって、相場が変わります。
「今高くよく売られるから、次は下がるな」等、価格変動を見極めて投資して上手くいくと楽しいですね。
もちろん、相場変動カードによっても変わるので、一喜一憂するのも楽しいですよ。
・逆転要素は少ない
価格が予想通りに上がって高く売れればいいですが、上手くいかないと特に空買いをした場合はなかなか逆転できません。
競りなどでお金をどれだけ使って残すかはプレイして慣れるしかないので、何度かプレイしてみることをおすすめします。
神道【No.073】
神道は、古事記に書かれた日本神話をテーマとした競りゲームです。
プレイヤーは、神社の神主となって収穫した供物を神々に捧げてご加護を得ようとします。
毎回1枚出て来る神カードをめぐり、影響力を示すための供物カードで競りを行います。
1人を残して他プレイヤーが競りを抜けた時、神カードを獲得します。
神カードにはカードに書かれた勝利点以外にも、特別な組み合わせでボーナス点が加点される 「役」も存在します。
神カードが最後まで競り落とされたらゲームは終了します。
カードの点数と役の点数を計算し、最も点数が多いプレイヤーは、ゲームに勝利
ゲーム名 | 神道 |
メーカー | プロダクトアーツ |
ゲームデザイナー | 坂上 卓史 |
人数 | 2~4人 |
時間 | 20~30分 |
年齢 | 6才~ |
価格 | 1,500円(税込) |
・ルールが優しくわかりやすい
競りに参加していくと、思わず多くの資金を出してしまったり、 引くに引けなくなることもあると思います。
このゲームは、下りた場合に収入があるめずらしいタイプです。
以降の競りが有利になるので、競りゲームが苦手な方にも遊びやすいですね。
・慣れてくると少し物足りなくなる
ルールがシンプルで特殊なアクションもほとんどないです。
そこが良さなんですが、何度もプレイし続けていると少し単調に感じてしまうかもしれません。
モダンアート【No.077】
モダンアートは、5人の画家の絵画を様々な方式で競り落とすオークションゲームです。
各プレイヤーは順番に、絵画の出品者となって手元から競りにかけるカードを1枚出し、全員参加の競りを行います。
その絵画カードには、5種類の競り方がアイコンで示されていて、それに従って誰が購入できるかを決めます。
出品者以外のプレイヤーが落札した場合、その代金は出品者が得ます。
この流れを一定数行うと、画家ごとに絵画の価値が決まります。
それに従って落札者は絵画を売却し、代金を得ます。
これを4ラウンドくり返すと、ゲームは終了します。
最も多くお金を稼いでいたプレイヤーは、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | モダンアート |
メーカー | ニューゲームズオーダー |
ゲームデザイナー | Reiner Knizia (ライナー・クニツィア) |
人数 | 3~5人 |
時間 | 45~60分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 3,300円(税込) |
・没入感がある
テーマが「絵画のオークション」とシステムそのものなので、合わないはずがありません。
また、次々といろんな絵が様々な形式でオークションされていく様子は、本当に絵画商人になった気分が味わえて楽しいですよ。
・相場観をつかみ切るのは難しい
競りゲームでは、「一体いくらで買えばちいいのかわからない」という感覚になるのも理解できます。
個人的な目安は、「絵画を換金したらいくらになるのか」を意識しつつ、「1位で換金しても損しない程度の金額」には抑えようと考えるといいかなと思います。
セットコレクション 2個
セットコレクション系とは、カード等を一定の組み合わせにすることで特別な効果や点数が得られるゲームのことを言います。
よくばりハムスター【No.067】
よくばりハムスターは、同じ色且つ同じ数字のカードをため込んでプレイし得点化するセットコレクションゲームです。
手番が来ると、場に並べられた8列のカードから1列選んで獲得したり、同じ色で同じ数字のカードをプレイしたりします。
プレイできるカードは、同じ色且つ同じ数字で、その数字の枚数分同時に出すことができればプレイできます。
その後それを得点化する際、他プレイヤーの手札からカードを奪うこともできます。
これらをくり返していき、場に並んだ8列のカードが残り3列になったらゲーム終了。
得点化したカードから手札に残った枚数を引いた数が最も多いプレイヤーが、ゲームに勝
ゲーム名 | よくばりハムスター |
メーカー | AMIGO |
ゲームデザイナー | Francesco Berardi (フランシスコ・ベラーディ) |
人数 | 3~5人 |
時間 | 20分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 1,500円(税込) |
・さくっと遊べる
3アクションから2つを選んで実行するだけ。
そのアクションも、カードを取る・カードを出す・裏返すというすごくシンプルなのがいいですね。
初めてボードゲームで遊ぶ方とも、すぐに遊べますよ。
・よく混ぜないとカードが片寄る
どうしても同じカードをセットにするゲームなので、一度プレイするとカードが片寄ってしまいます。
しかもカード枚数も120枚と多いので、以前紹介した『焼きそば混ぜ』でしっかり混ぜておくようにしましょう。
ダンシングドラゴン【No.068】
ダンシングドラゴンは、2人組でドラゴンのカードを頭から尻尾まで4枚そろえるセットコレクションゲームです。
プレイヤーは、2人1組のペアにわかれます。その後全プレイヤーには5枚ずつカードが配られます。
その中から1枚選んで裏向きで出し、ラウンド開始の合図と共に表向きにします。
そこからは手番はなく、全員いっせいに場のカードと手札のカードを1枚ずつ交換していきます。
交換していく中で、頭・翼・体・尻尾が同じ色のドラゴン、もしくはワイルドドラゴンでそろえられれば役は完成します。
そろったら役名を宣言するのですが、その役名はそろえたプレイヤーが宣言することはできません。
そろえたプレイヤーは、自分のペアにサインを送って役名を宣言してもらいます。
宣言に成功すると得点でき、どこかのペアが10点になったらゲームは終了し、そのペアは
ゲーム名 | ダンシングドラゴン |
メーカー | テンデイズゲームズ |
ゲームデザイナー | Margaret Weis (マーガレット・ワイス) |
人数 | 4~8人 |
時間 | 20分 |
年齢 | 6才~ |
価格 | 1,800円(税込) |
・サインを決めるのが楽しい
2人だけしかわからないようにサインを考えるのが、普通のボードゲームではあまりないので楽しいですね。
たまにはウソのサインをするなどして、周りを騙すのもおもしろいですよ。
・6人か8人が望ましい
4人だと使用されるカードが少ないので、「ノードラゴン」にならないまでも、なかなかそろいずらくなります。
6人か8人で遊ぶ方が、このゲームをより楽しめますね。
トリックテイキング 2個
トリックテイキングとは、トリックと呼ばれる小さな勝負をくり返し、ポイントを獲得していくゲームのことをいいます。
トリックテイキングって何?という方は、こちらのトリックテイキングの解説もご覧ください。
ペッパー【No.061】
ペッパーは、数字の1で持つと失点となる「ペッパーカード」を押し付けあう、トリックテイキングです。
カードを配る際にペッパーカードがあれば、自分の前に手札とは別に並べます。
親の出した色と同じ色をできるだけ出しながら、いい所でペッパーカードを出すことができます。
全てのトリックが終わった時、ペッパーカードを含めて失点を計算します。
これを5ラウンドくり返し、最も失点の少ないプレイヤーは、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | ペッパー |
メーカー | テンデイズゲームズ |
ゲームデザイナー | Wolfgang Kramer (ヴォルフガング・クラマー) Michael Kiesling (ミヒャエル・キースリング) |
人数 | 3~9人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 1,980円(税込) |
・盛り上がるポイントがわかりやすい
ペッパーカードがキモのゲームなので、引き取ってしまう瞬間など盛り上がるポイントがわかりやすいです。
ペッパーカードが常に見えているのも、盛り上がりやすいポイントに繋がっていますね。
・使うカードの準備や混ぜるのが少し大変
人数ごとに色数や使う数字を調整しないといけません。
全部混ぜると分けるのは少し大変ですね。
また5ラウンドゲームを行うので、毎回全部のカードをよく切るのは少し大変かもしれません。
スカルキング【No.069】
スカルキングは、自分が何回勝てるかを予想するトリックテイキングです。
全体で1~10ラウンドまでトリックテイキングを行うのですが、ラウンド数と同じ枚数の手札が配られます。
手札を見ながら自分がこのラウンドで何回勝てるかを予想して一斉に予想数を公開し、手札のカードを出し切るまでトリックテイキングを行います。
その後、ラウンドの勝利数と自分の予想とを比較して得点計算を行います。
これを10ラウンドくり返し、最も得点の多いプレイヤーは、ゲームに勝利します。
この記事では、僕が持っている「旧版」を元に書いています。 現在流通している「リゴレさんの出版しているスカルキング」とは、コンポーネントやルール等が異なっている場合があります。
ゲーム名 | スカルキング |
メーカー | Schmidt Spiele リゴレ |
ゲームデザイナー | Brent Beck (ブレント・ベック) Apryl Stott(アプリル・ストット) |
人数 | 2~6人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 2,000円(税込) |
・みんなの思惑を考えるのが楽しい
「勝ち数の宣言は○だから、これは…」といった感じで、1手から何を考えているのか考えるのが楽しいですね。
相手が勝ちたくないのにあえて負けたりと、駆け引きが重要ですよ。
・勝ち数の宣言がわかりずらい
手で示した後、メモには書きますがプレイ中に確認するのが少し面倒です。
最近は100均などでも「10面ダイス」が手に入るので、活用してみるといいかもしれませんね。
協力ゲーム 1個
協力ゲームとは、プレイヤー同士協力してゲームで用意された課題をクリアしていくようなゲームジャンルです。
パンデミック:完全治療【No.062】
パンデミック:完全治療は、世界中に広まった4種類の病原体の治療薬作成を目指す『パンデミック』と同じ世界観を持つダイスを用いた協力型ゲームです。
各プレイヤーはそれぞれ違った役割を担い、各地の病原体の治療をしていきます。
治療が得意な者や移動が得意な者など、役割は様々です。
今作は、アクションの内容や病原体もダイス(サイコロ)で決まってきます。
失敗条件がせまる中、協力して治療薬を作成し、4種全ての治療薬が完成するとゲームに勝利します。
ゲーム名 | パンデミック:完全治療 |
メーカー | ホビージャパン |
ゲームデザイナー | Matt Leacock (マット・リーコック) |
人数 | 2~5人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 5,500円(税込) |
・遊びやすいプレイ時間と難易度
ボードのパンデミックに比べると、時間も短くルールも簡単で遊びやすい印象。
準備も元のゲームに比べると楽です。
勝利には運の要素も必要ですが、たくさんのダイスを振るのも楽しいので、手頃な協力ゲームですね。
・奉行問題はなくはない
協力ゲームにおける「奉行問題」と呼ばれる、よく理解している人が 全員に行動を支持してしまう問題はありえなくはないです。
ダイス運で決まる部分もありますが、気を付けてプレイしたいものです。
拡大再生産 1個
拡大再生産とは、手元の資産や勝利点等を増やしていくようなゲームジャンルです。
宝石の煌き【No.063】
宝石の煌きは、カード獲得して得点する拡大再生産のゲームです。
プレイヤーは、ルネサンス期の豪商となり宝石トークンを用いて、 発展カードと呼ばれるカードを獲得していきます。
そのカードには、特定の宝石が生み出され、その効果で以降の 発展カードの獲得がしやすくなります。
また、カードには威信ポイントと呼ばれる勝利点がある物もあります。
時計回りで手番が進んでいく中、プレイヤーの誰かが15点の威信ポイントを獲得したら、全プレイヤーが同じ数の手番を実行します。
その後ゲームは終了し、最も点数が多いプレイヤーはゲームに勝利します。
ゲーム名 | 宝石の煌き |
メーカー | ホビージャパン |
ゲームデザイナー | Marc André (マーク・アンドレ) |
人数 | 2~4人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 旧版 5,500円(税込) 新版 5,940円(税込) |
・ルールがシンプル
宝石チップを使ってカードを購入するだけなので、 自分の手番でやることはとても分かりやすいです。
カードゲームより少し複雑なゲームに挑戦してみたい方には、 ちょうどいいゲームですね。
・慣れた人とは差が出やすい
宝石チップを相手に渡さないように絞ったり、 発展カードの価値観がわかるので安いカードを選べたりと、経験者とは実力差が出てしまいがち。
最初は4人でプレイして、少し運の要素が強くなるぐらいが ちょうどいいかもしれません。
エリアマジョリティ 1個
エリアマジョリティとは、メインボード上のマスに自分のコマを配置していき、その数の大小で得点を決定するようなゲームジャンルです。
シュタウファー【No.066】
シュタウファーは、12~13世紀のローマ帝国で活躍した『ハインリヒ6世』をテーマにした、各地域に配下の駒を送り込むエリアマジョリティゲームです。
手番がきたプレイヤーは、コマの補充か配置のどちらかを選択して、 各地域のマス目に自分のコマを配置していきます。
各ラウンド毎に異なる地域1~2ヵ所で得点計算を行います。
この流れを1ラウンドとして、全部で5ラウンド行えばゲームは終了、 合計点数の最も高いプレイヤーは、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | シュタウファー |
メーカー | アークライト |
ゲームデザイナー | Andreas Steding (アンドレアス・シュテディング) |
人数 | 2~5人 |
時間 | 40~100分 |
年齢 | 12才~ |
価格 | 6,400円(税込) |
・じっくり仕込む感覚が楽しい
コマの数や地域の国王コマや得点できる地域の周り順を考え、各手番をどう使うか
じっくり考えるのが楽しいですね。
手番でやることも簡単なので、プレイの感覚もそこまで重くないですよ。
・見分けずらい地域がある
ラウンドタイルや指令カード等で得点できる地域確認しようとしても、色合いや旗のマークをよく見ないと間違えてしまいます。
ゲーム開始時に、全員で5ラウンド分のタイルを確認したりするようにした方がいいですね。
アクション 1個
アクションは、手や体を動かして素早く取ったりポーズを取ったりするようなゲームジャンルです。
マタンガ!【No.070】
マタンガは、1本の鉛筆を奪い合って自分のシートの数字にチェックをしていくパーティゲームです。
各プレイヤーには、1~60までの数字がランダムな配置で書かれたシートが配られます。
ぐにゃぐにゃした長い鉛筆を持ったプレイヤーは、自分のシートの数字を1から順番にチェックしていきます。
他プレイヤーは順番にサイコロを振り、鉛筆の目が出たらチェックをしているプレイヤーから鉛筆を奪い取ります。
奪い取ったら、自分のシートの数字にチェックをしていきます。
これをくり返していき、誰かが60までチェックできたらゲームは終了し、そのプレイヤーはゲームに勝利します。
ゲーム名 | マタンガ! |
メーカー | COLON ARC |
ゲームデザイナー | Gerardo Cuevas (ヘラルド・ケバス) |
人数 | 2~5人 |
時間 | 20分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 2,000円(税込) |
・何をやっても笑える
チェックが上手くできなくても、鉛筆を奪われても、サイコロがどこかに転げてしまっても、とにかく笑ってしまいます。
「箸が転んでもおかしい年頃」とは言いますが、年齢に関係なく笑いが起きますよ。
・シートをたくさん消費する
唯一と言っていい欠点が、紙のシートを消費していく事です。
こればっかりは対応しようがないので、販売しているうちに、初めての購入の時でも数冊購入しておくことをおすすめします。
お絵描き 1個
お絵描き系とは、与えられたお題を絵で表現するような絵を描くようなゲームジャンルです。
似顔絵探偵【No.072】
似顔絵探偵は、犯人の似顔絵を描いて当てるお絵描きゲームです。
絵を描く探偵役と犯人を見る目撃者役に分かれます。
探偵役は目をつむり、目撃者役は一定時間犯人カードの絵を覚えます。
その後、目撃者役は後から決められた顔のパーツを探偵役に説明していきます。
探偵役は、その情報を元に犯人の似顔絵を描いていきます。
絵が完成したら、探偵役は全ての犯人カードから今回の似顔絵の犯人を一定時間内に探し当てます。
見事探し当てられるでしょうか。
ゲーム名 | 似顔絵探偵 |
メーカー | ジョイントゲームファクトリー |
ゲームデザイナー | おーつぼじゅうじん まえだ |
人数 | 3~7人 |
時間 | 30~40分 |
年齢 | 9才~ |
価格 | 2,500円(税込) |
・絵は上手くなくてもいい
探偵役が犯人を見つけられさえすればいいので、絵は上手くなくても大丈夫です。
目撃者役は、頑張って特徴を伝えてあげましょう。
・長く楽しめる
最初は絵を描いて犯人を当てて遊び、たまった手配書で絵からカードを探すゲームができる。
たくさん遊べば遊ぶほど、どんどん次の遊びが拡大していくので、長く遊べます。
思い出の絵もちゃんと残っていくのは、素敵ですね。
バッティング 1個
バッティングとは、得点やアイテムを取ろうとする際に、各プレイヤーが手札やお金を決めて一斉に公開し、同じ内容を選択しているとアクションが無効になるようなゲームジャンルです
モーモー トレトレ【No.074】
モーモー トレトレは、手札から使えるカードの枚数を指定される中、得点カードであるウシの数字にあわせた合計数を出していくカードゲームです。
プレイヤーは「ウチュージン」の小学生となり、「モーモー」と呼ぶウシを捕まえることを目指します。
場に5枚の「モーモーカード」が並べられます。
そのカードの裏面には、このラウンドで使用できる「カード枚数」が指定されています。
各プレイヤーは1~3等の数字が書かれた手札から、このラウンドで指定された枚数を使い、場に並んだカードの数字と同じになるようにカードを組み合わせて、モーモーカードが獲得できたかを判定します。
これをスタートプレイヤーが2周するまでプレイするとゲームは終了。
獲得した点数が最も多いプレイヤーが、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | モーモー トレトレ |
メーカー | キングダイズゲーム |
ゲームデザイナー | ワタナベ アキタカ |
人数 | 3~5人 |
時間 | 15~30分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 2,800円(税込) |
・読み合いが楽しい
手元のカードはみんな違いますが、UFOチップなどもあり、取りたいモーモーカードは大抵取れる状況になります。
みんながどこを狙っているのかを読み合うのは楽しいですね。
・逆転はしづらい
ハゲタカのえじきとよく似ていますが、手札が異なっている分、ゲームの終盤に向かっていっても相手の出すカードは読み切れません。
ここぞと思って成功しないと、なかなか得点が得られないこともあるかもしれません。
レース 1個
レースとは、他プレイヤーと争って自分のコマが1位になるように目指したり、1番を予想したりするようなゲームジャンルです。
キャメルアップ【No.076】
キャメルアップは、16マスあるマス目を5頭のラクダがレースを行い、トップとビリになるラクダを予想するレースゲームです。
各プレイヤーは、自分の手番ではランダムで決まったサイコロを振ってラクダを進めたり、タイルを配置してラクダに干渉したりします。
また、5頭のラクダが一通り進んだ時にトップのラクダを予想したりもします。
中間の予想をし、的中するとコインを獲得します。
手番を進めていく中で、5頭のラクダの最終順位を予想して投票を行います。
ラクダが1頭ゴールして順位が決まれば、ゲームは終了します。
最終投票が当たっていればコインを獲得します
獲得したコインの合計金額が最も高いプレイヤーは、ゲームに勝利します。
この記事では、僕が持っている「2014年版」を元に書いています。 現在流通している「2019年版」とは、コンポーネントやルール等が異なっている場合があります。
ゲーム名 | キャメルアップ |
メーカー | ホビージャパン |
ゲームデザイナー | Steffen Bogen (シュテッフェン・ボーゲン) |
人数 | 旧 2~8人 新 3~8人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 旧 4,400円(税込) 新 6,600円(税込) |
・手番で行えるアクションの選択が悩ましい
サイコロを振ってラクダを進めると確実に1ポンドもらえるけれど、 みんなが予想しやすくなってしまう。
最終のトップを予想したからタイルを踏ませて早くゴールさせたいけど、 なかなか上手く踏んでくれないなど、手番でいろいろと考えられて楽しいですよ。
・運要素はどうしてもある
サイコロの目は1~3が2つずつなので、いきなり大きく展開することは少ないです。
ですが、例えば同じラクダが3の目ばかり出続けると早めに終わってしまう事もあり得ます。
短時間で遊べるので、みんなが良ければ再戦してみてもいいかもしれませんね。
ドラフト 1個
ドラフトは、配られたカードから自分の手札を選び取っていくゲームのことを言います。
ヴィレッジ オブ ファミリア【No.078】
ヴィレッジオブファミリアは、魔法学校の卒業試験としてより高くて多くのツリーハウスの建設を目指す、ドラフトカードゲームです。
ドラフトとは、例えば5枚の手札から1枚選んで残りを左に回し、次の4枚から1枚選んで左に回し…というように、カードを選び取る方法のことを言います。
ツリーハウスの計画書を個人ボード上に山札として受け取ります。
そこから8枚引いて手札とし、ドラフトを開始します。
ドラフトが始まると、他プレイヤーの行動は関係なく自由にカードを選び取っていきます。
全員が5枚の計画書を選んだら、ツリーハウスを建築していきます。
これを4ラウンド行うと、ゲームは終了します。
建築された建物や達成した課題などから点数を獲得し、最も点数の多いプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム名 | ヴィレッジ オブ ファミリア |
メーカー | ワンドロー |
ゲームデザイナー | 笠輪 弘樹 |
人数 | 3~4人 |
時間 | 30~60分 |
年齢 | 6才~ |
価格 | 4,000円(税込) |
・緊張感が楽しい
ドラフトゲームではじっくりカードを選ぶのが一般的ですが、 こちらはリアルタイムで進行していきます。
早く選ぶとビスケットをもらえますが、じっくりカードを選びたいなと思ったりもするので、 その緊張感がある中プレイするのが楽しいですね。
・カードの優先度の判断が難しい
ドラフトゲームにはありがちかもしれませんが、 カードの内容をある程度把握してからがおもしろくなってきます。
ゲーム開始前に、ある程度どんなカードがあるのかを見ておくと より遊びやすくなるかもしれません。
カード配置 1個
カード配置とは、地形などの上に自分や共通の場所にカードなどを配置するようなゲームのことを言います。
タロットストーリア【No.079】
タロットストーリアは、タロットカードを用いた1人から遊べるカードゲームです。
手番がきたら、2枚の手札から1枚選んで配置するか交換するかを行います。
次の手番でカードを補充し、これらをくり返していきます。
山札がなくなって手札を全て出し切った場合、手番は終了して得点計算を行います。
1点以上あれば2周目も行い、2周目の得点が最終得点となります。
より高得点を目指しましょう。
ゲーム名 | タロットストーリア |
メーカー | ぐうのね |
ゲームデザイナー | ゆお |
人数 | 1~2人 |
時間 | 10分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 1,500円(税込) |
・アートワークがかわいい
何と言ってもこのアートがいいですね。
おとぎ話の「白雪姫」や「長靴をはいたネコ」などのキャラクターがあり、プレイしているとどんな絵が出て来るか楽しみになります。
・手札運はどうしてもある
カードの引きの運は、どうしてもあります。
そこは、今回は運がなかったんだなと思い、次のゲームをさくっと始めてしまってもいいと思います。
最後に
今回は『【保存版】初心者におすすめのボードゲームを購入した順番で紹介!【Level 4】』ということで、僕のブログで紹介しているNo.061~080までのゲームをまとめて紹介しました。
ドイツ年間ゲーム大賞の受賞作やその関連作品など、今や定番と言われるようなゲームを多く購入していた時期でした。
また、『マタンガ!』や『似顔絵探偵』などの少し前まではなかなか手に入りづらくなっていたゲームが、ちょうど再版されたりリニューアルされて流通し始めています。
老若男女問わずいろんな方に楽しんでもらえる作品ですので、気になったゲームは、ぜひ詳しく紹介していく記事も読んでみてください。
これからも、20個の紹介記事ができる度に Level Up しながらまとめ記事を公開していきますので、ぜひ追いかけてみてくださいね。
僕のボードゲーマーとしての成長を追いかけつつ、
初心者の方に役立つ記事をこれからも公開していきます!
その他のまとめ記事
👉No.001~020に紹介したゲームのまとめ記事は、こちら。