『よくばりハムスター』はこんなゲーム
よくばりハムスターは、同じ色且つ同じ数字のカードをため込んでプレイし得点化するセットコレクションゲームです。
手番が来ると、場に並べられた8列のカードから1列選んで獲得したり、同じ色で同じ数字のカードをプレイしたりします。
プレイできるカードは、同じ色且つ同じ数字で、その数字の枚数分同時に出すことができればプレイできます。
その後それを得点化する際、他プレイヤーの手札からカードを奪うこともできます。
これらをくり返していき、場に並んだ8列のカードが残り3列になったらゲーム終了。
得点化したカードから手札に残った枚数を引いた数が最も多いプレイヤーが、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | よくばりハムスター |
メーカー | AMIGO |
ゲームデザイナー | Francesco Berardi (フランシスコ・ベラーディ) |
人数 | 3~5人 |
時間 | 20分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 1,500円(税込) |
☆こんな人におすすめ!
・よくばりな方
どんどんカードをため込んでいき、上手く得点化していくゲームです。
・お子さんと遊ぶゲームを探している方
数字は1~4までしか出てきませんし、ルールも簡単ですよ。
・ハムスターが好きな方
種類ごとにハムスターの絵が違ってかわいいですね。
『よくばりハムスター』の準備
ハムスターカードの内訳は以下の通りです。
()内の数字は、そのカードに書かれた数字を表しています。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2024/01/60049efb717dfb78acd28038a148d2bf-1024x864.jpg)
![]() | ・黄緑(1)・・・11枚 |
![]() | ・緑(1)・・・11枚 |
![]() | ・水色(2)・・・16枚 |
![]() | ・青(2)・・・16枚 |
![]() | ・黄色(3)・・・21枚 |
![]() | ・オレンジ(3)・・・21枚 |
![]() | ・赤(4)・・・24枚 |
合計で120枚あります。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2024/01/844f446cc24f0aa8e4081aa2a7f49fac-1024x768.jpg)
全てのカードを裏向きでよく混ぜ、各プレイヤーに裏向きで2枚ずつ手札として配ります。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2024/01/3fbcf2f75387fb4b67712526a9d7f9b7-1024x933.jpg)
その後、カードから8枚、テーブルの中央に表向きにして円形に並べます。
残ったカードは裏向きにして、並べたカードの中心に置きます。
適当な方法でスタートプレイヤーを決めておきます。
カードセット
このゲームにおいて、「カードセット」とは以下のような状態のことを言います。
- 同じ色
- 同じ数字
- カードの数字と同じ枚数
この3つの条件を満たす状態を「カードセット」と言います。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2024/01/4ebf7d2bcd541c9c07a694a317846743-1024x696.jpg)
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2024/01/869ea4079d0c6115f58d7a2125e1db9f-1024x673.jpg)
『よくばりハムスター』のルール
ここからは、よくばりハムスターのルールを紹介していきます。
手番になったら、以下の3つのアクションから2つを必ず実行します。
2つのアクションは、同じアクションを2回行っても構いません。
A. カード列からカードを取る
B. カードセットをプレイする
C. カードを得点化する
A. カード列からカードを取る
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2024/01/eec796a03f85b1046ca37fe38bb0f389-1024x904.jpg)
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手番プレイヤーは、円形に並んだカード列から1列選び、そこに並んだカードを全て取り手札とします。
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その後手番プレイヤーは、今カードを取った所から時計回りで3列にカードを1枚ずつ補充します。
置く時は、同じ列のカードと少しずらして数字がわかるように置くようにします。
ゲーム開始時は全ての列でカードは1枚ですが、ゲームが進んでいくと1列にカードが複数枚並んでいくこともあります。
B. カードセットをプレイする
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手番プレイヤーは、カードセット1組を手札から表向きにプレイします。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2024/01/fdbda847637e65f136f098c92dc35853-1024x886.jpg)
こうしてプレイされたカードセットの山を「ブロックカード」と呼びます。
同じ内容のカードセットであれば、一度に複数組を1回のアクションとしてプレイすることができます。
ブロックカードは、同じ場所に1枚ずつ重ねて出していきます。
また、このブロックカードには以下のルールがあります。
- 同じカードセットは、全プレイヤーで1つしかプレイできない
- もしプレイした場合、そのカードは手札に戻さないといけない
- ブロックカードの山に複数種類のセットがある場合でも、プレイできないのは一番上の種類のみ
C. カードを得点化する
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手番プレイヤーは、Bでプレイしたブロックカードの山を裏向きにすることで得点化することができます。
裏向きににしたカードは得点カード山として、今後得点化した際にはそこの重ねて置いていきます。
得点化には以下のルールがあります。
- 得点化をしたプレイヤーは、裏返す前の一番上のカードの数字分、カードを奪い取ることができる
- 得点化した時点で最も手札枚数が多いプレイヤーの手札から、奪うことができる
- 複数該当するプレイヤーがいた場合、手番プレイヤーが誰から奪うかを選択できる
- 対象になったプレイヤーが、どのカードを渡すか選択できる
- 奪ったカードは、中身を確認せずに得点カード山に裏向きにおく
- 対象プレイヤーの手札が指定された枚数より少ない場合、全て渡さないといけない
手番プレイヤーの手札が最も多い場合、最多と同数であっても他プレイヤーからカードを奪うことはできません。
ゲームの終了
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山札のカードがなくなったら、カード列は補充がされなくなります。
誰かの手番で残りのカード列が3列になって、そのプレイヤーが2つのアクションを終えたらゲームの終了となります。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2024/01/9b5d5f41da6ceede1612701a9da3d7ed-1024x900.jpg)
得点計算の方法は以下の通りです。
- 得点カード山の枚数を数える
- その合計から手札に残ったカードの枚数を引く
- ブロックカード山は、得点にはならない
- カードの数字は特に得点には関係ない
この方法で計算を行い、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
『よくばりハムスター』の感想
・さくっと遊べる
3アクションから2つを選んで実行するだけ。
そのアクションも、カードを取る・カードを出す・裏返すというすごくシンプルなのがいいですね。
初めてボードゲームで遊ぶ方とも、すぐに遊べますよ。
・しっかりとジレンマがある
大きい得点を得たいから4を出したいけど、なかなかすぐに出せないからため込むとカードを奪われてしまう。
どうやって点数を稼ぐか考えると、しっかりとジレンマがあっておもしろいですね。
・ブロックが効いている
自分の得点化しようとするアクションが、他プレイヤーの妨害にもなるのがおもしろい。
ただし、邪魔ばっかりしていると得点化できないので、 そこのさじ加減が重要ですね。
・よく混ぜないとカードが片寄る
どうしても同じカードをセットにするゲームなので、一度プレイするとカードが片寄ってしまいます。
しかもカード枚数も120枚と多いので、以前紹介した『焼きそば混ぜ』でしっかり混ぜておくようにしましょう。
最後に
今回は、『よくばりハムスター』をご紹介しました。小学生ぐらいのお子さんとも遊べるわかりやすいルールですが、ゲーマーも唸るジレンマのあるいいゲームです。
『コロレット』などのセットコレクションゲームが好きな方は、ぜひ遊んでみてください。
![コバ](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/11/335964df89316de78479e23501391b6a-150x150.jpeg)
ため込みすぎると失点になりかねないので、
よくばり過ぎは禁物ですよ!!