『ブレーメンズ』はこんなゲーム
ブレーメンズは、自分の担当する3つのコマをいち早くゴールさせることを目指すレースゲームです。
プレイヤーは、同色のネコ(小)・イヌ(中)・ロバ(大)の3種類のコマを担当します。
数字カードを選んで伏せ、一斉にオープンします。
数字の一番大きい人以外は、その後に出した動物カードにあたるコマを数字分進めることができます。
数字の一番大きい人は、ニワトリのコマをカードに書かれたニワトリの数字分進めることができます。
小さいコマは大きいコマに乗ることができますが、同じか小さいコマが前にあったり、ニワトリコマが乗っている場合はそのコマを動かせません。
一番最初に3つのコマ全てをゴールさせたプレイヤーは、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | ブレーメンズ |
メーカー | 大気圏内ゲームズ |
ゲームデザイナー | 大気圏内ゲームズ |
人数 | 3~5人 |
時間 | 30~45分 |
年齢 | 12才~ |
価格 | 2,500円(税込) |
👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。
☆こんな人におすすめ!
・すごろくが好きな方
カードを使った少し変わったすごろくなので、遊びやすいですね。
・邪魔しあうゲームが好きな方
邪魔するためにあえてコマを動かす順番を遅くするなど、邪魔しあうのが楽しいですよ。
・ビートルズが好きな方
ブレーメンの音楽隊はもちろんですが、箱絵がビートルズモチーフなのがかわいいですね。
『ブレーメンズ』の準備
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/862fa487b7ee6e813f2420ef8fe67213-1024x729.jpg)
各プレイヤーは「赤・青・黄・緑・黒」の中から1色選び、 その色の動物コマ3つと数字カード7枚(1~7)、動物カード3枚を受け取ります。
7枚のスペシャルカードをよく混ぜ、各プレイヤーに裏向きで1枚ずつ配ります。
残ったスペシャルカードは、脇においておきます。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/ad42e1d5b72a84dc7669d99af4ed0187-1024x684.jpg)
メインボードをプレイ人数に応じた面を上にして広げます。
各プレイヤーは、STARTマスの上に動物コマ3つを重ねておきます。
ニワトリコマをニワトリマークのあるマスにおきます。
適当な方法でスタートプレイヤーを決め、バッジとニワトリカードを受け取ります。
『ブレーメンズ』のルール
ここからは、ブレーメンズのルールを紹介していきます。
カードの見方
4種類のカードがあります。
数字カード
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/68c06689ef01b384cbc331b97c18c005-795x1024.jpg)
- 数字
自分の動物コマを数字分のマス目動かす。 - ニワトリの数字(下部)
数字を比較して一番大きい場合、この数字分ニワトリを動かす。
スペシャルカード
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/d46d34a528165f62efbfb5d4a1c44ff0-778x1024.jpg)
- 数字
大きさの比較と効果によって参照する数字。 - 効果
7種類の効果が書かれている。
効果の詳細はこちら。 - ニワトリの数字(下部)
数字を比較して一番大きい場合、この数字分ニワトリを動かす
動物カード・ニワトリカード
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/edb37a92b8aa6f8090c6bae223717f6b-813x1024.jpg)
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/8c5ab33b37faef38d27852e01967ea9a-808x1024.jpg)
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/ce052a15aada38b2bb782490bb892103-771x1024.jpg)
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/ec12c6c775235b69bf85fe05e10cd820-762x1024.jpg)
- 動物カード
ネコ・イヌ・ロバの3種類。
どのコマを動かすか決める際に使用する。 - ニワトリカード
ニワトリを動かすことになったら受け取る。
手番ではニワトリを好きな方向に動かす。
① カードを1枚決めてふせる
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/bf939036594ee10e5d84349e22af81ac-1024x667.jpg)
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/b4bfcafdcbc07ce8508ceb5f024344cb-1024x939.jpg)
各プレイヤーは、手札の数字カードとスペシャルカードの中から1枚選び、自分の前にふせておきます。
② 一斉にオープンし、数字を比較する
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/2a9ac81d5c27ac4e7f9e2f59efe833f4-1024x873.jpg)
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/a142073aa170154013bd74fb842328ea-1024x1022.jpg)
カードを一斉にオープンし、比較します。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/ea2e3358da92e77beb55cc0e8824fd6c-1024x774.jpg)
出されたカードの数字の中で、最も大きい数字のカードを出したプレイヤーは、ニワトリカードを受け取ります。
スペシャルカードも数字カードと同様に、数字を比較します。
最も大きい数字を出したプレイヤーが複数人いた場合、 現在ニワトリカードを持っているプレイヤーから時計回りで 最も近いプレイヤーがニワトリカードを受け取ります。
数字カードとスペシャルカードは、今出したカードのみが見えるように重ねておいていきます。
③ 動物コマを動かす
バッジを持つスタートプレイヤーから動物コマを動かすのですが、ニワトリカードを持っているかどうかで以下の2通りにアクションがわかれます。
A. 自分の動物コマを動かす
B. ニワトリコマを動かす(ニワトリカードを持っている)
A. 自分の動物コマを動かす
ニワトリカードを持っていないプレイヤーは、バッジを持つスタートプレイヤーから時計回りに動物コマを動かしていきます。
②で出したカードが、数字カードかスペシャルカードかにわけて説明します。
1. 数字カード
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/617f42259cb85160604b33a12ea3b76a-1024x863.jpg)
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/a53347b327d8f13def2c0de234ea2c77-1024x743.jpg)
プレイヤーは、手番が来たら手札の動物カードから動かしたい コマと対応するカードを出します。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/902f470d895a70ed3619c0c87aa94081-1024x768.jpg)
②で出した数字カードの数字分、コマをGOAL方向に動かします。
コマを動かす際に、以下のルールがあります。
- コマの大きさ「 ニワトリ < ネコ < イヌ < ロバ 」
- 移動先にそのコマより大きいコマがある場合、上に乗せることができる
- 移動先にそのコマと同じか小さいコマがある場合、移動することができない
- 移動途中のマスにいるコマは関係なく、通過することができる
- どの動物カードを選択しても動かすことができない場合、1枚選んで使用したこととして出すことはできる
- 上に他のコマが乗っている場合、そのコマもあわせて動かす
2. スペシャルカード
プレイヤーは、手番が来たらスペシャルカードの効果を適用します。
スペシャルカードの詳細はこちらで解説しています。
B. ニワトリコマを動かす
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/e4deb6de299669eed2e71dc76e9d1a21-1024x873.jpg)
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/d36adcc7272b804a0c84f4aa0f320769-1024x768.jpg)
ニワトリカードを持っているプレイヤーは、手番が来たらニワトリコマを動かします。
カードに書かれたニワトリの移動数、ニワトリコマを動かします。
ニワトリコマには、以下のルールがあります。
- 移動先にそのコマより大きいコマがある場合、上に乗せることができる
- ニワトリコマに乗られている動物コマは、移動ができなくなる
- ニワトリコマのみ、前後どちらにでも動かすことができる
④ 次のプレイの準備
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/4a8a766ad8a245d93eb4ea9f02debadd-1024x768.jpg)
全員がコマを動かしたら、現在ニワトリカードを持っているプレイヤーがバッジを受け取り、次のスタートプレイヤーになります。
また、各カードがなくなった場合、以下の手順で処理をします。
- 動物カード
各プレイヤーは、動物カードを3枚使いきった場合、 3枚とも手札として回収します。 - 数字カードとスペシャルカード
各プレイヤーは、数字カード7枚とスペシャルカード1枚の8枚のカードを使い切った場合、
数字カードを手札に回収します。
その後、スペシャルカードを全員から回収し、 よけておいたスペシャルカードとあわせてよく混ぜ、
全員に裏向きで1枚ずつ配ります。
⑤ ゴール
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/ae2cd3276afc6a2a267913ef32e6f7ba-1024x768.jpg)
いずれかの動物コマがGOALのマスに入った場合、その動物はゴールとなります。
動物コマを出した動物カードの上におきます。
2つ目のコマも同様に処理します。
スペシャルカードの種類
ニワトリコマが乗っている動物コマは、効果を適用して動かすことはできません。
![]() | 1:SHAKE 動かすコマの上に乗っているコマをSTART方向に1マス(順番は変えずに)、 自分のコマをGOAL方向に1マス移動させます。 |
![]() | 2:SKIP 空きマスのみを数えてGOAL方向に2マス移動させます。 |
![]() | 3:DOUBLE 1枚目の動物カードを出して、コマをGOAL方向に3マス移動させます。 2枚目も動物カードを出して、コマをGOAL方向に3マス移動させます。 ※ 1枚目の動物カードを出した時点で動物カードがなくなった場合、 3枚の動物カードを手札に戻してから2枚目の動物カードを出すことができます。 |
![]() | 4:ANYONE 動物カードを出さずに、好きな動物コマをGOAL方向に4マス移動させます。 |
![]() | 5:ONE TO FIVE 動物カードを出して、コマをGOAL方向に1~5マスの範囲で移動させます。 |
![]() | 6:NINE 動物カードを出して、コマをGOAL方向に9マス移動させます。 |
![]() | 7:SEVEN このカードが最大の数字でニワトリコマを動かす場合、好きな方向に1~5マスの範囲で移動させます。 最大ではなかった場合、動物カードを出して、コマをGOAL方向に7マス移動させます。 |
ゲームの終了
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/09/e163aa2d2d24f3545ba2cb06120b43f2-1024x768.jpg)
いずれかのプレイヤーの3つのコマがゴールした場合、その時点でゲームは終了し、そのプレイヤーがゲームに勝利します。
複数のコマが重なってゴールした場合、より上に乗っているコマが先にゴールしたものとみなします。
『ブレーメンズ』の感想
・ルールはシンプル
サイコロではなくカードを出す、すごろくの様なゲーム。
対象が12歳以上なのはスペシャルカードの効果によるものかもしれませんが、もう少し小さいお子さんでも遊べるぐらいルールはシンプルです。
・ジレンマが楽しい
レースなので、早くゴールにたどり着きたければ大きい数字を出したい。
でも、そうすると自分の動物が動かせないというジレンマがあります。
数字カードやスペシャルカードの出し所、動かす動物の順番など、 悩ましく考えるのが楽しいですね。
・コンポーネントの雰囲気がいい
テーマがブレーメンの音楽隊とビートルズという、キャッチーさ。
デザイン全体がポップでかわいい雰囲気で、特にニワトリコマがかわいいですね。
見た目に反して戦略性もしっかりあり、何度も遊びたくなります。
・スペシャルカードの効果が確認しづらい
スペシャルカードの効果は、7種とてもこだわりがあります。
ですが、カードだけ見ても少しわかりづらいかもしれません。
ルールにも効果一覧はあるので、みんなが見える位置においておく方がいいでしょう。
最後に
今回は、『ブレーメンズ』をご紹介しました。かわいい見た目ですが、読み合いや戦略性もしっかりあるレースゲームですね。
人数によってボードの面も変わるので、3人でも充分おもしろいですよ。
![コバ](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/11/335964df89316de78479e23501391b6a-150x150.jpeg)
スタPマーカーのバッジは本当に使えるという、
おしゃれなコンポーネントが素敵ですね。
初心者におすすめのボードゲーム20個を紹介
👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。
👉No.001~020に紹介したゲームのまとめ記事は、こちら。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2024/02/0f075912e29badb4a4030706527aac87-1024x576.jpg)