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【ゲーム紹介】『王への請願』|カード効果でサイコロの出目を7つそろえることを目指すゲーム【No.043】

No. 041 ~ 060

『王への請願』はこんなゲーム

王への請願は、サイコロを振った結果でカードを獲得していき、 サイコロ7つのゾロ目を目指すゲームです。

プレイヤーは、最初3つのサイコロを振る権利を与えられます。

場にはサイコロを増やしたり出目を操作するカードが並んでいます。
カードには、獲得するために必要なコスト(サイコロの目)があります。

サイコロを振って出た目に応じたカードを獲得していきます。

サイコロ7つをゾロ目にできればゲームの終了条件となり、最終ラウンドで勝利したらゲームに勝利します。

ゲーム名王への請願
メーカーcosaic
ゲームデザイナーThomas Lehmann(トーマス・レーマン)
人数2~5人
時間45分
年齢10才~
価格2,750円(税込)

👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。

☆こんな人におすすめ!

・サイコロを振るゲームが好きな方
 たくさんのサイコロを使うので、じゃらじゃらするのが楽しいですよ。

・コンボを考えるのが得意な方
 出したい目をそろえるコンボを考えるのが得意な方は好きだと思います。

・運がいいなと思っている人
 サイコロのゲームなので、運がいいと楽なのは間違いないですね。

『王への請願』の準備

キャラクターカードには、「Ⅰ~Ⅴ」までの数字が裏面に振られています。

プレイ人数に応じて使用する枚数が決まっています。
用意するカードの枚数は、以下の通りです。

番号2人プレイ3人プレイ4人プレイ5人プレイ
2234
1233
Ⅲ/Ⅳ1223
1111

キャラクターカードを種類ごとにわけ、Ⅰ~Ⅴの数字が同じカードを 横一列にテーブルに並べます。

適当な方法でスタートプレイヤーを決めて、スタートプレイヤーマーカーを受け取ります。

サイコロを最初は3つ受け取ります。 残りのサイコロは、脇によけておいておきます。

『王宮のささやき』のルール

ここからは、王への請願のルールを紹介していきます。

手番になったら、以下の2つのアクション好きなタイミングで実行します。

A. サイコロを振って1つ以上確定する

B. キャラクターカードの能力を使用する

このアクションをくり返し、使用したサイコロの目を全て確定させるまで行います。

A. サイコロを振って1つ以上確定する

トレイ内「アクティブダイス」 トレイ外⑥「確定ダイス」
全て確定「ダイス結果」

サイコロに関して、このゲームでは3種類呼び方があります。

  • アクティブダイス
    振ったばかりのサイコロのことを言います。
  • 確定ダイス
    アクティブダイスの中から、1振り毎に出目を確定させてよけた サイコロのことを言います。
  • ダイス結果
    全てのサイコロを確定させたら、それらを「ダイス結果」と呼びます。

プレイヤーは、キャラクターカードの能力を使用しなければ、3個のサイコロを持っています。

ゲームの箱がサイコロを振り入れるトレイになっているので、 そこにサイコロを振り入れます。

「アクティブダイス」の中から、最低1個は「確定ダイス」にしなければいけません。
もちろん、何個確定させても構いません。

サイコロの出目を確定させてよけた後、 まだサイコロが余っていれば、再び振ることができます。

全てのサイコロの出目が確定するまで、これをくり返します。

B. キャラクターカードの能力を使用する

獲得したキャラクターカードの能力を使用します。

カードの獲得については、「手番終了時」にて記載します。

キャラクターカードには、それぞれ「個別の能力」があります。
その能力は、1手番中に1回使用できます。

カードの右下にはその能力がアイコンで示されていて、 詳細は「サマリー(能力一覧表)」で確認できます。
こちらでは、カードの見方と種類で解説します。

確定ダイスの出目は、能力では変更できません。

それぞれの能力に応じた使用タイミングで能力を使用し、使用したカードを横向きにします。

手番終了時

全てのサイコロの出目が確定したら、以下の行動を行います。

  1. 「ダイス結果」に応じたカードの獲得
  2. 使用したカードを縦に戻す

1. 「ダイス結果」に応じたカードの獲得

キャラクターカードには、左下にそのカードを「コスト(獲得する条件)」 が示されています。

もしくは、「サマリー」で条件を確認します。こちらでは、カードの見方と種類で解説します。

条件を満たしたキャラクターカードを1枚、獲得することができます。

すでに獲得しているカードは、獲得できません。

基本的にはどのカードも人数分ないので、早い者勝ちです。

2. 使用したカードを縦に戻す

「B. 能力を使用する」で使用したカードを縦に戻します。

その後、手番は時計回りに移ります。

カードの見方と種類

カードの見方を解説しておきます。

  • キャラクター名
  • 裏面の数字
  • 能力の種類
    振り直し 追加 出目修正 「王妃」を獲得
  • コスト
  • 能力

カードの種類は次の通りです。

番号カード名コスト能力の種類      能力
国王7個がゾロ目「王妃」を
獲得
・ラウンド終了後、最終ラウンド開始
・他プレイヤーと同じ「最高の結果」
でも、 ゲームに勝利
王妃国王とセット追加振った後、好きな値の1個を追加
錬金術師6個のストレート出目修正・3個合計値を保って出目を修正
司教2個のゾロ目が3組追加・振った後、6の目で1個追加
貴族3個のゾロ目が2組出目修正・何個でも+2できる
将軍6個がゾロ目追加・振る前に2個追加
貴婦人2個と3個のゾロ目出目修正・何個でも+1できる
質屋合計値30以上追加・振った後、4の目で1個追加
騎士5個がゾロ目追加・振った後、5の目で1個追加
魔術師5個のストレート出目修正・1個だけ好きな目に変える
狩人4個がゾロ目追加・振った後、3の目で1個追加
天文学者2個のゾロ目が2組出目修正・1個をすでに確定したサイコロと
 同じ目にする
商人合計値20以上振り直し・好きな個数振り直し
農夫2個がゾロ目追加・振る前に1個追加
メイド全て奇数出目修正・1個に対して+1~3できる
哲学者全て偶数出目修正・1個から引いた値を別の1個に加える
職人合計値15以上追加・振った後、1の目で1個追加
衛兵3個がゾロ目追加・振った後、2の目で1個追加
道化師道化師がいない振り直し・1個だけ振り直し
ペテン師すでに道化師がいる追加・振る前に1個追加
※道化師を裏返してペテン師を獲得
 ペテン師は何枚でも所持できる

ラウンドの終了

各プレイヤーが1手番ずつ行ったらラウンドは終了します。

ラウンドが終了したら、スタートプレイヤーはマーカーを反時計回り(右隣)に渡します。

そして、次のラウンドを開始します。

前のラウンドで最後に手番が来たプレイヤーは、 続けて手番を行う事になります。

ゲームの終了条件を満たすまで、これをくり返します。

ゲームの終了

サイコロ7つを同じで目で確定させたプレイヤーは、 「国王」カードを獲得することができます。

7つのゾロ目を出しても、別のカードを獲得してゲームを続行しても構いません。

「国王」カードが獲得されたら、以下の通りに進行します。

「国王」カード獲得後の流れ
  • 1.
    王妃の獲得

    国王カードを獲得したプレイヤーは、同時に「王妃」カードも 獲得します。

  • 2.
    通常通りラウンドを行う

    その後も、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーまで、ラウンドを進行します。

    他プレイヤーは、いかなる「ダイス結果」でも、国王カードと王妃カードは獲得できません。

    ラウンドが終了したら、スタートプレイヤーはマーカーを反時計回り(右隣)に渡します。

  • 3.
    最終ラウンド

    スタートプレイヤーマーカーを持つプレイヤーから、時計回りに手番を行っていきます。

    ただし、「王妃」カードを持つプレイヤーは、 順番を飛ばして最後に手番を行います。

    最終ラウンドで各プレイヤーは、「最高の結果」 を出すことを目指します。
    最高の基準は、「同じ出目のサイコロが多い」ことを指します。

    サイコロの数が同じ場合、出目が高い方が優勢です。
    全く同じ場合、先にサイコロを振った方が優勢です。

  • 4.
    判定

    「ダイス結果」を比較し、「最高の結果」を出したプレイヤーは、ゲームに勝利します。

    ただし、「国王」カードを持つプレイヤーは、 他プレイヤーの中の「最高の結果」と同じ「ダイス結果」でも、 ゲームに勝利します。

『王への請願』の感想

・たくさんサイコロを振るのが楽しい

サイコロを振るゲームは数あれど、同時に7個扱うゲームはなかなかないと思います。

トレイ状になった箱にじゃらじゃら投げ入れるのは、単純に気持ちいいですね。

・どのカードを取るのかを考えるのが楽しい

出したい出目を考えて、どのカードから取っていくかは重要です。

他プレイヤーに先に取られないように、上手くカードを集めていけると、できることが増えて楽しいですね。

・最後はサイコロ運も重要

いくらいいカードが取れても、ゴールである「7個のゾロ目」を「いち早く出せる」のは重要です。

運で有利な展開も生まれるので、サイコロを振る手にも力が入りますね。

・先を見通すのが苦手だと辛い

ゴールは見えているけど、ただ取れるカードを取ることしか考えていなければ作業になってしまいます。

「まずはサイコロを増やそう」とか、「出目の操作を集めよう」等、小さな目標を立てながら遊ぶと、遊びやすくなると思いますよ。

最後に

今回は、『王への請願』をご紹介しました。サイコロをたくさん振るだけの豪快なゲームかと思いきや、計画的にカードを取って築き上げていくしっかりとした戦略ゲームです。

最終ラウンドは、ボクシングの世界大会かと思うぐらい、 みんなで声を出しながら盛り上がりますよ。

コバ
コバ

負けてしまっても、戦っている人を
応援したくなるいいゲームですよ!

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