『カルカソンヌ』はこんなゲーム
カルカソンヌとは、地形が描かれたタイルを引いて道や都市を形成していく、タイル配置ゲームです。
手番が来たプレイヤーは、山からタイルを1枚引き、全員共通の場にある 他のタイルに絵が繋がるように配置します。
タイルには、「道路」「都市」「修道院」などが描かれています。
タイルを配置した時、そのタイルに対してコマをおくことができます。
コマをおいた地形が完成すると、種類に応じた点数を獲得します。
これをタイルがなくなるまでくり返すとゲームは終了し、 得点が最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム名 | カルカソンヌ |
メーカー | メビウスゲームズ |
ゲームデザイナー | Klaus-Jürgen Wrede (クラウス=ユルガン・レード) |
人数 | 2~5人 |
時間 | 30~45分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 3,500円(税込) |
👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。
☆こんな人におすすめ!
・直感的に遊びたい人
絵に合わせてタイルを配置するので、何をやってるのかわかりやすいです。
・RPGが好きな方
ド○クエのマップの様な地形が出来あがっていくのは、見ているだけで楽しいですね。
・ゲームの準備が苦手な方
ルールはシンプルですし、始める準備も簡単ですよ。
『カルカソンヌ』の準備
裏面の色が異なるタイルが1つあります。
そのスタートタイルを表向きにし、テーブルの中央におきます。
それ以外の全てのタイルをよく混ぜ、裏向きのままいくつかの 山札にしておいておきます。
各プレイヤーは、自分の担当する色を「赤・青・緑・黄色・黒」 から決めて、
その色の人型コマ「ミープル」を8個受け取ります。
得点計算をする「ポイントボード」をテーブルの脇におき、 各プレイヤーは、ボードの0点のマスにミープルを人1つおきます。
適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。
『カルカソンヌ』のルール
ここからは、カルカソンヌのルールを紹介していきます。
① 地形タイルの配置
手番プレイヤーは、山札からタイルを1枚引いて表向きにし、 タイルを配置します。
タイル配置には以下のルールがあります。
- 既にあるタイルに少なくとも1辺は接しないといけない。
- 絵柄が繋がるように配置しないといけない。
- もしどこにも配置できなければ、そのタイルを捨てて新たに1枚引き直す。
② コマの配置
タイルに対して、ミープル(コマ)を配置することができます。
「道路」「都市」「修道院」「草原」にコマを配置することができます。
コマの配置には以下のルールがあります。
- コマは1つしか配置できない。
- 自分の手元にあるコマから配置しないといけない。
ない場合は、タイル配置のみを行う。 - 今配置したタイルに対してのみ、おくことができる。
- タイルのどの部分に置くかは、その場で決めなければいけない。
- コマを置こうとする「道路」「都市」「草原」の繋がっている所に、
自分を含めた他のコマがあったら、配置できない。
③ 完成確認
「道路」「都市」「修道院」が完成しているかを確認します。
完成した場合、コマをおいていたプレイヤーは、それぞれの地形に応じて得点し、そこに置いていたコマを手元に戻します。
完成するタイルにコマを置いて、即座に手元に戻すことも可能です。
得点は、即座にボードに記録します。
地形の種類に応じて、以下のように完成確認をします。
道路 道路の両端が、交差点や都市の一部などに繋がっていれば完成。 【 道路の長さ分=タイル数×1点 】獲得する。 | |
都市 都市が城壁によって囲まれ、内側に空白がなければ完成。 【 都市の大きさ=タイル数×2点 】獲得する。 都市の一部に紋章が描かれている場合、1個につき2点獲得する。 | |
修道院 修道院の周囲全てが8枚のタイルで囲まれれば完成。 9点獲得する。 |
完成していてもしていなくても、プレイヤーの手番は終了し、 時計回りに次のプレイヤーに手番が移ります。
道路や都市に複数コマがあった場合
タイルの置き方によっては、複数のコマが1つの道路上にいたり、 都市の中にいたりします。
その場合、以下のルールがあります。
- そこに最も多くのコマを置いているプレイヤーは、点数を獲得する。
- コマの数が同じ場合、全てのプレイヤーはそのままの点数を獲得する。
草原
タイルの草原にもコマを置くことができます。
ゲームに慣れないうちは、草原のルールを除いてプレイするのもいいかもしれません。
草原への配置には以下のルールがあります。
- コマは寝かせて配置する。
- ゲーム終了時に得点計算される。
- ゲーム終了時まで、コマは手元に戻ってこない。
- 道路,都市,タイルの端などによって分割する。
- コマが置かれている草原に面している【 都市の数×3点 】獲得する。
点数計算の詳細については、こちらで解説しています。
ゲームの終了
最後のタイルを置いたプレイヤーの手番が終了したら、 ゲームは終了です。
得点計算の方法は以下の通りです。
- 完成していない「道路」「都市」「修道院」
そこにコマを置いているプレイヤーは、関連する【 タイルの枚数×1点 】獲得する。
都市の紋章も、1点として数えます。
複数コマがあった場合は、こちらと同じ計算方法です。 - 草原
コマが置かれている草原に面している【 都市の数×3点 】獲得する。
これらを全て合計し、得点が最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。
『カルカソンヌ』の感想
・幅広い人が楽しめる
絵の描かれたタイルをつなぐだけなので、ボードゲームの初心者はもちろん、お子さんとも充分に楽しめます。
得点計算はゆっくりで構いませんので、ぜひチャレンジして欲しいですね。
・競技としてもプレイできる奥深さ
大人数で遊べばわいわいと楽しめ、2人で遊べば真剣勝負にもなります。
2人プレイは世界大会もあるぐらい、いろんな遊び方ができます。
・他プレイヤーとの駆け引きがおもしろい
完成しそうな所に相乗りしたり、むしろなかなか完成しないように邪魔したり。
タイルを並べるだけなのに、それぞれの思惑が出て来るおもしろさがあります。
慣れた頃に草原ルールを入れると、より読み合いも生まれておもしろくなりますよ。
・点数計算が少し大変
完成の度に点数を数えて記録していくので、数え間違いや記録もれ等も起こり得ます。
慣れるまでは、全員で確認しながら記録するようにしましょう。
最後に
今回は、『カルカソンヌ』をご紹介しました。準備は簡単、ルールもタイルを並べるだけというシンプルさ。
ですが、引き運や相手との駆け引きで全然飽きない名作です。
拡張もたくさん出ているので、基本が楽しいと感じた方は挑戦してみてください。
毎年ドイツで開催される世界大会は、
日本人も大活躍されてるんですよ!
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