『チーキーモンキー』はこんなゲーム
チーキーモンキーは、袋から自分が引いてきたチップと被らないようにどんどん引いていくチキンレースのゲームです。
全部で52枚の動物チップを袋から引いていき、一時的にためておきます。
そのためているチップと被らない限り引くか、途中でやめて確保するかをくり返していき、袋からチップがなくなればゲーム終了。
集めたチップとボーナスタイルの得点を計算して、合計得点が最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。
この記事では、僕が持っている「旧版」を元に書いています。 現在流通している「新版」とは、袋やチップが少し異なっている場合があります。
ゲーム名 | チーキーモンキー |
メーカー | アークライト |
ゲームデザイナー | Reiner Knizia (ライナー・クニツィア) |
人数 | 2~6人 |
時間 | 15分 |
年齢 | 7才~ |
価格 | 3,300円(税込) |
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☆こんな人におすすめ!
・度胸のある方
勝つためにどんどんとチップを引いていける度胸は大事です。
・くじ引きが好きな方
袋からチップを引く時のワクワク感はたまりませんよ。
・盛り上がるゲームが好きな方
1枚チップを引くたびに一喜一憂しちゃいます。
『チーキーモンキー』の準備
8種類、全部で52枚ある動物チップを袋の中に入れてよく混ぜます。
8枚のボーナスタイルを中央においておきます。
スタートプレイヤーをじゃんけん等で決めておきます。
8種類のチップの内訳は以下のようになります。
- ゾウ・・・・・・・3枚
- ライオン・・・・・4枚
- キリン・・・・・・5枚
- シマウマ・・・・・6枚
- ペンギン・・・・・7枚
- オニオオハシ・・・8枚
- ヘビ・・・・・・・9枚
- サル・・・・・・・10枚
『チーキーモンキー』のルール
ここからは、チーキーモンキーのルールを紹介していきます。
① 袋から動物チップを1枚引く
手番が来たプレイヤーは、袋の中に手を入れて中身を見ずに1枚動物チップを引きます。
引いてきたチップは、自分の前に「一時プール」としておいておきます。
後で説明する「捕獲の山」とは別にしておきます。
チップを引いてきた時に、他のプレイヤーの「捕獲の山」の一番上にある動物チップと同じチップを引いていた場合、引いたプレイヤーは該当するプレイヤー全員からそのチップを奪うことができます。
奪った場合、そのチップは「一時プール」に移動します。
他のチップを引いた場合に、さかのぼって奪い直すことはできません。
② 続けて引くか手番を終える
動物チップを1枚引いた後、手番のプレイヤーは2つのアクションからどちらか1つを選らんで実行します。
A. 続けて引く
B. 手番を終える
A. 続けて引く
袋からさらにもう1枚動物チップを引き、一時プールにおきます。
引いた動物チップの種類によって、以下のように処理します。
- すでに一時プールにある動物チップと同じ種類
一時プールにある全てのチップを袋に戻し、手番は終了します。
捕獲の山には、何の影響もありません。 左隣のプレイヤーに手番が移ります。 - 一時プールの動物チップと同じ種類ではない
1枚目と同様に、他のプレイヤーの「捕獲の山」の一番上にある動物チップと同じチップを引いていた場合、引いたプレイヤーは該当するプレイヤー全員からそのチップを奪うことができます。
その後、「AかB」のアクションを再び選択することができます。
B. 手番を終える
一時プールにある全てのチップを自分の「捕獲の山」の上に、好きな順番で積み上げます。
捕獲の山の1番上の動物チップは、常に見えるようにしておいて下さい。
すでにある「捕獲の山」のチップは、並び変えてはいけません。
その後、左隣のプレイヤーに手番が移ります。
その他のルール
ここからは、2つのその他のルールを紹介していきます。
上手く利用して、ゲームを有利に進めましょう。
- 仲間と一緒なら安心だ
- チーキーモンキー
1. 仲間と一緒なら安心だ
一時プールにある全てのチップが同じ種類の動物チップである場合、「仲間と一緒なら安心だ」と宣言し、
自分の「捕獲の山」の下に入れて手番を終了することができます。
一時プールに動物チップが1枚しかない場合でも、実行することは可能です。
2. チーキーモンキー
袋からサルのチップを引いて、一時プールにサルのチップがない場合、
以下の2つのアクションからどちらか1つを選らんで実行することができます。
■引いてきたサルのチップを一時プールにおき、他のプレイヤーの「捕獲の山」の
一番上にあるサルのチップを 該当するプレイヤー全員からそのチップを奪うことができます。
▲「チーキーモンキー」と宣言し、今引いてきたサルのチップを他プレイヤーの「捕獲の山」の
一番上にある動物チップと交換します。
交換する動物チップは、自分の一時プールにある動物チップでも構いません。
この時、他プレイヤーの捕獲の山の一番上の動物チップと同じでも、奪うことはできません。
その後、サルのチップを引いた場合に他のプレイヤーのサルチップを奪うことは可能です。
ゲームの終了
全てのチップが、全プレイヤーの「捕獲の山」のどこかに積まれたらゲームは終了します。
得点計算の方法は以下の通りです。
- 動物チップは、1枚1点
- ボーナスタイルは、タイルに書かれた数字が得点
各プレイヤーは、動物チップを種類ごとに分けて枚数を数えます。
それぞれの動物チップで最も多くチップを持っていた人は、その動物のボーナスタイルを獲得します。
複数人いた場合、ボーナスタイルは誰も獲得できません。
動物チップとボーナスタイルの点数を合計し、最も点数の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
『チーキーモンキー』の感想
・すぐに盛り上がる
ルールがシンプルなので、すぐに始められます。
最初はとにかくいっぱい引けると嬉しいですし、中盤もねらった動物チップを引けるとテンションが上がっちゃいますね。
・横取りできると楽しい
先に上手くいったプレイヤーが出てくると、なかなか勝てそうにないなと思ってしまいがち。
ですが、このゲームは奪う要素があります。
引いたチップが相手の山の一番上と同じなら奪えるので、 チップの数はもちろん、タイル獲得の権利を奪い合う熱い展開になり楽しいですよ。
・特殊ルールが悩ましい
「1. 仲間と一緒なら安心だ」は、タイル争いに絶対に負けたくない動物チップの確保には重要です。
「2. チーキーモンキー」は枚数が多いサルだからこそ有効活用したいルール。
これらがあることで、よりタイル争いが激しくなるので、 しっかり考えて使いこなすのがおすすめです。
・箱が大きくて重い
僕の持っている版は袋がサルのぬいぐるみなので、とにかく大きいです。
また現在流通している版は、袋は小さくなったものの、チップがずっしりした重い物に変更になりました。
低年齢にも受ける楽しいゲームですが、持ち運びという点では少し大変かもしれませんね。
最後に
今回は、『チーキーモンキー』をご紹介しました。袋からチップを引くだけなのに、ここまで悩ましい要素があるとは、さすがクニツィア先生ですね。
お子さんと大人が一緒にプレイしても、楽しく遊べて考え所もあるいいゲームです。
子どものいるゲーム会では、
中身もぬいぐるみも大人気でしたね!
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