『コヨーテ』はこんなゲーム
コヨーテは、プレイヤーが1枚づつ表を見ずにかかげたカードを持っている中、他のプレイヤーのカードと自分のカードの合計数を予想するブラフゲームです。
時計回りに数字を昇順に宣言していき、場の数字を超えたと思ったら「コヨーテ」と宣言します。
宣言の正誤でどんどんと脱落者が出てきて、最後まで生き残ったプレイヤーはゲームに勝利します。
ゲーム名 | コヨーテ |
メーカー | ニューゲームズオーダー |
ゲームデザイナー | Spartaco Albertarelli (スパルタコ・アルバタレッリ) |
人数 | 2~10人 |
時間 | 20~30分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 1,870円(税込) |
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☆こんな人におすすめ!
・計算が得意な方
見えている場の数字の合計をパッと計算できると強いかもしれません。
・相手の表情を読むのが得意な方
見えない自分の数字を相手の表情から予想できると楽しいです。
・言葉に説得力のある方
強く言い切る自信があれば、相手もハッタリに気付かないかも。
『コヨーテ』の準備
各プレイヤーは、ライフカードを1枚黄色い面を表にして受け取ります。
36枚のナンバーカードをよく混ぜて、裏向きで全員に配ります。
残ったナンバーカードは、裏向きのまま山札としておいておきます。
36枚のナンバーカードの内訳は以下のようになります。
- 20・・・・・・1枚
- 15・・・・・・2枚
- 10・・・・・・3枚
- 5~1・・・・・4枚
- 0・・・・・・・3枚
- 0(夜)・・・・・1枚
- -5・・・・・・ 2枚
- -10・・・・・・1枚
- ×2・・・・・・1枚
- MAX→0・・・・1枚
- ?・・・・・・・1枚
これらは、ナンバーカードの裏面に記載されていて、いつでも確認することができます。
スタートプレイヤーをコヨーテの鳴き声が上手い人、もしくはじゃんけん等で決めておきます。
『コヨーテ』のルール
ここからは、コヨーテのルールを紹介していきます。
各プレイヤーは、裏面で配られたナンバーカードの表を見ずにおでこの前に掲げます。
スタートプレイヤーは、他プレイヤーのカードを見て場の数字の合計を予想します。
1以上で場の数字の合計以下だと思う整数を宣言します。
0や整数以外の数字は宣言できません。
その後、左隣のプレイヤーに手番が移り、以下の2つのアクションからどちらか1つを必ず実行します。
A. 数字を上げて宣言する
B. コヨーテと宣言する
次のプレイヤー以降も同様に、AかBを選択して実行していきます。
A. 数字を上げて宣言する
前のプレイヤーが宣言した数が場の数字を超えていないと思った場合、前のプレイヤーより大きい数を宣言します。
B. コヨーテと宣言する
前のプレイヤーが宣言した数が場の数字を超えたと思った場合、「コヨーテ」と宣言します。
全員のカードをおでこから話して集め、場の合計数字を確認します。
前のプレイヤーの宣言した数と場の合計数字を比較し、以下のように処理します。
- 前のプレイヤーの数が場の合計数字を超えていた場合
コヨーテを宣言したプレイヤーが勝ち、数を宣言したプレイヤーは負けです。 - 前のプレイヤーの数が場の合計数字以下だった場合
数を宣言したプレイヤーが勝ち、コヨーテを宣言したプレイヤーは負けです。
負けたプレイヤーは、ダメージを負います。
ダメージを受けた回数によって、以下のように処理します。
- 1回目・・・ライフカードを赤い面にする
- 2回目・・・ライフカードを捨て札にする
- 3回目・・・ゲームから脱落する
今回使ったナンバーカードを捨て札にして、山札から全員ナンバーカードを引き、先程負けたプレイヤーから次のラウンドを始めます。
山札のナンバーカードが生き残ったプレイヤー分足りない場合、 捨て札をよく混ぜて新しい山札を作ります。
特殊カード
特殊カードの種類は次の通りです。
0:夜カード(1枚) 数に加えません。数字の計算終了後、捨て札と山札のナンバーカードを合わせてよく混ぜます。 次回は、捨て札のカードも混ぜ直します。 | |
×2:酋長カード(1枚) 全てのカードの数を2倍にします。 (15+3-5)×2=26 となります。 | |
MAX→0:キツネカード(1枚) この回で計算に出た最大の数のカードを「0」にします。 最大の「10」が0になるので、合計は「9」です。 | |
?:ほらあなカード(1枚) 計算時に山札からナンバーカードを1枚引き、 その数を加えます。 カードを引いて… 合計は「15」です。 |
ゲームの終了
3回負けてライフが0になったプレイヤーは、ゲームから脱落します。
最後まで脱落せずに生き残ったプレイヤーが出たらゲームは終了し、そのプレイヤーは勝利します。
スペシャルルール
ここからは、特別な効果を追加できるスペシャルルールを紹介します。
ゲームに慣れてきた頃に追加してみると、違った雰囲気で遊べますよ。
各プレイヤーは、「仮面カード」を1枚受け取ります。
自分の手番が来たら、仮面カードを出して特別な効果を使用することができます。
この仮面カードは、毎回の計算時にプレイヤーの手元に戻ります。
特別な効果は、以下の6つです。
SAME(セイム) 数も「コヨーテ」も宣言せず、パスをすることができます。 次のプレイヤーは、続けて「セイム」を使ってはいけません。 |
DOBLE(ダブル) 数を宣言した後に「ダブル」をかけることができます。 もし次のプレイヤーがあなたに対して「コヨーテ」を宣言した場合、 負けたプレイヤーは通常の2倍のダメージを受けます。 |
REVERSE(リバース) 数を宣言する前に、順番を逆回りに変更します。 |
DRAW1(ドロー1) 数を宣言した後に他のプレイヤーを1人選んで、追加でもう1枚カードを表を見ずに引いておでこにつけるように指示します。 ※「ドロー1」は、その回につき誰か1人しか使用できません。 |
CHANGE(チェンジ) 前のプレイヤーの宣言した数を変更させることができます。 新しい数を宣言させたうえで、数字を上げるか「コヨーテ」と宣言するか選びます。 |
SHOT(ショット) 数字を宣言した後に、次の番のプレイヤーを誰にするか選ぶことができます。 そのプレイヤーの後は、そのままその時の回り方で次のプレイヤーの番になります。 |
『コヨーテ』の感想
・気軽に遊びやすい
カード1枚を手に持つだけなのでどこでも遊べますし、人数も10人まで対応しているので重宝します。
ゲーム会の始めや終わりにみんなで遊ぶのもいいですね。
・ウソのハードルが低い
数を宣言するだけなので、難しいウソは必要ありません。
そもそも自分のカードがわからない状態なので、ウソを付いてやると気構えなくてもいいのは、苦手な人にとっても遊びやすいです。
・プレイ風景が楽しい
みんなでカードをおでこの前に掲げて考えている風景は、他のゲームはもちろん日常生活でもそんな場面ないですよね。
そこで、みんなが真剣に悩む表情を見ているのが楽しいですよ。
・人数が多い方がおもしろい
3~4人で遊ぶ時には、ライフカードを2枚持つことがルールでは推奨されています。
ですが、やっぱり5人以上ぐらいで遊ぶ方がより楽しめます。 もちろん、最後2人の決戦は見応えありますよ。
最後に
今回は、『コヨーテ』をご紹介しました。数字を上げて宣言するかコヨーテと指摘するかだけなのに、とてもドキドキする楽しいパーティゲームです。
ゲーム会やパーティの始めなんかに遊ぶと、みんなの表情も見れるので仲良くなれるかもしれませんね。
脱落してしまったとしても、
観戦してるだけでも楽しいですよ!
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