『HANABI』はこんなゲーム
HANABIは、白・赤・青・黄・緑の5色のカードを1~5の順番に並べていきます。ただし、各プレイヤーは手札を裏向き、つまり「色も数字もわからない」様に持ちます。
プレイヤー間でヒントを出し合い、協力して25枚のカードを並べましょう。
ゲーム名 | HANABI |
メーカー | ホビージャパン |
ゲームデザイナー | Antoine Bauza (アントワーヌ・ボウザ) |
人数 | 2~5人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 1,760円(税込) |
👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。
ちなみにですが、僕は2つの版で持っています。
☆こんな人におすすめ!
・お手軽な協力ゲームをお探しの方
カードゲームでルールも簡単なのでおすすめです。
・空気を読むのが得意な方
味方からのヒントの意図を読むのがポイントです。もちろん、読めなくても大丈夫ですよ!
・少し変わったゲームをしてみたい方
手札を裏向きにするというのは、他にはあまりないのでおもしろいですよ。
カードサイズは45×85mmと長方形になり、プラ製のトークン類も紙トークンやカードに変更となった
『第二版』が発売されました。
『HANABI』の準備
カードをよく混ぜて2~3人の場合は5枚、4~5人の場合は4枚ずつ配ります。
残りは山札として脇においておきます。
ちなみに、各色カードは
・ 1のカード ・・・各色3枚
・ 2,3,4のカード ・・・各色2枚
・ 5のカード ・・・各色1枚
という構成になっています。
その後プレイヤーは、自分のカードの表は見ないようにして裏向きで持ちます。
青いトークン8個と赤いトークン3個を山札の近くにおいておきます。 近くには箱のふたも用意しておきます。
『HANABI』のルール
ここからは、HANABIのルールを紹介していきます。
基本的には以下の3つのアクションから1つを選択して実行し、時計回りに手番が移るというのをくり返していきます。
A. 情報を1つ伝える
青いトークンを1つふたから出します。 つまり、このトークンの数だけ各手番で1つヒントを出すことができます。
ヒントの出し方は、ヒントを教えてあげるプレイヤー1人決め、「色」か「数字」のどちらかだけを教えてあげます。
例えば、
〇「黄色」を教えてあげる場合 ・・・ 左から1番目と3番目を指して教えてあげる
〇「1」を教えてあげる場合 ・・・ 左から2番目と4番目を指して教えてあげる
といった感じです。
同じ色や数字が複数あった場合は、必ず全て伝えないといけません。
青いトークンが1つもない場合は、このアクションを選択できません。
B. カードを1枚捨て札にする
自分の手札の中から、裏向きのまま1枚選んで捨て札にして 山札から1枚裏向きでカードを引きます。
その後、青いトークンをふたの中に1枚入れておきます。 つまり、ヒントを出せる回数が増えることになります。
青いトークンがふたの外に1つもない場合は、このアクションを選択できません。
C. カードを1枚プレイする
自分の手札から1枚選んでプレイします。
まだおかれていない色の「1」だった場合、場に即座に並べます。
すでにおかれている色の続きの数字の場合、そこに加えて並べます。
どちらにも当てはまらない場合、失敗となり赤いトークンを1つふたの中に入れます。
つまり、赤いトークンは全体の失敗可能な回数です。
花火の作り方
花火を作るには、以下のルールに従います。
・ 各色花火は1つだけ
・ 1~5まで昇順に並べないといけない
・ 各色同じ数字は一度しか並べられない
花火完成のボーナス
Cでカードをプレイして花火を完成させた時、つまり5のカードをプレイできた時、
青いトークンを1つふたに入れることができます。
ふたに青いトークンがない場合、このボーナスは発生しません。
ゲームの終了
以下の3通りの条件になった時、ゲームは終了します。
① 3枚目の赤いトークンをふたに入れた場合
3回目の失敗をした時、即座に終了して0点で敗北となりなります。
② 山札がなくなる前に、5色の花火が全て完成した場合
全ておき切れた時、25点で完全勝利となります。
③ 山札の最後の1枚が引かれて、全員残り1手番を終えた場合
最後のカードを引いたプレイヤーまで、後1手番ずつアクションを実行します。
その後並べられたカード1枚につき1点として得点計算をします。
ルールにはポイントごとに評価が書いているので、確認してみましょう。
選択ルール
HANABIには、選択ルールがあります。
即興花火師
Cでカードをプレイする時、表にする前にカードの色を宣言することができます。
・ 宣言した色が正しい場合
中央に並べられて青いトークンをふたに入れることができます。
・ 宣言が間違っていた場合
例え並べられるカードであっても捨て札となり、赤いトークンを1つふたの中に入れます。
この場面でいうと、「青」と宣言して「青の2」を出したら成功ということになります。
ヒントを回復する場面が増えたり、ヒントの意味が変わるので、僕はこのルールを加えることをおすすめします。
多色カード
白・赤・青・黄・緑の5色のカードとは別に、「多色カード」と呼ばれる特殊なカードがあります。
このカードを通常のカードに加えてプレイすることができます。
この多色カードは6色目の「多色」として扱います。
最大6つの花火を作ることができ、最高得点も30点になります。
ただし、この多色カードは「1~5」は1それぞれ1枚ずつしか存在ましせん。
『HANABI』の感想
・コミュニケーションが制限されていて楽しい
色も数字も教えてあげたいけど、どちらかしかできないというジレンマの中、相手に上手く伝わると楽しいですね。
・手軽だけど達成感がすごい
協力ゲームとしてはシンプルな内容ながらも、簡単ではない難易度。
いい成績だと、ハイタッチしちゃうほどの感動が得られます。
・並べられたカードがキレイ
花火カードがだんだんと並べられていき、 最後にキレイに並んでいると、思わず写真を撮りたくなります。
・手札をキレイに持つのが難しい
色はともかく、数字が味方にきれいに見えるように持たないといけないのが難しい。
カードスタンドがあれば楽に並べられるのでおすすめです。
最後に
今回は、『HANABI』をご紹介しました。 カードだけを使った協力ゲームなので、協力ゲームが初めての方にもおすすめのゲームです。
手番でやることも少ないので、ボードゲームが初めての方もきっと楽しめますよ。
今「青」って教えられたってことは、「青の2」だなって感じで、
意思疎通が徐々にできるようになるのが快感です!
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