『キングダム』はこんなゲーム
キングダムは、5段×6列のマス目のあるボードにタイルと城コマを配置し得点を獲得するゲームです。
各段(横)と各列(縦)のタイルの点数×城のレベルで得点が決まり、3ラウンドの合計点数が一番多い人が勝利します。
ゲーム名 | キングダム |
メーカー | アークライト |
ゲームデザイナー | Reiner Knizia (ライナー・クニツィア) |
人数 | 2~4人 |
時間 | 20~40分 |
年齢 | 14才~ |
価格 | 3,960円(税込) |
👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。
☆こんな人におすすめ!
・カードゲーム以外の物に初めて挑戦する方
ボードとタイルを使いますが、ルールはシンプルなのでおすすめです。
・計算が得意な方
タイルを引く確率や、自分が獲得する点数をぱっと計算できると有利かも
・視野の広い方
ボード全体を広く見て、自分の最善手を見いだせるとかっこいいですね!
『キングダム』の準備
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・担当する色を決めて、プレイ人数に応じた数の城コマを受け取ります。
レベル1 | レベル2~4 | |
2人 | 4個ずつ | 全部 |
3人 | 3個ずつ | 全部 |
4人 | 2個ずつ | 全部 |
・全員50ゴールド分コインを受け取り、残りは脇にまとめておきます。
・全てのタイルを混ぜて、裏向きでボード左上のタイル置き場に積み上げておきます。
・各プレイヤーは、1枚ずつ裏向きでタイルを引いて持っておきます。(初期タイル)
・ステージカウンター(ラウンド表示)を「1」に配置します。
『キングダム』のルール
ここからは、キングダムのルールを紹介していきます。
手番がきたら、3つのアクションの内1つを選んで実行していきます。
3つのいずれも実行できない場合はパスをします。
A. 城の配置
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手持ちの城コマから1個選んで、ボードの空きマスに配置します。 どのレベルのコマにするかは自由に選べます。
ただし、レベル2以上のコマは1ゲーム中一度しか使用できません。
B. 引いたタイルの配置
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タイル置き場の1番上から1枚引き、それを表向きにしてボードの空きマスに配置します。
C. 初期タイルを配置
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最初に引いた初期タイルを表向きに公開し、ボードの空きマスに配置します。
タイルの種類
タイルの種類は次の通りです。
資源タイル・・・12枚
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「+1」~「+6」があります。
プラス得点を表しています。
段は+7 列は+5
ということになります。
これに城のレベル2をかけたのが得点になります。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/b2984d3ab433e23a8dd0af8a4205237b.jpg)
障害タイル・・・6枚
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/62b56ee7f5d7c59797ab7d73b79afb27-1024x328.jpg)
「-1」~「-6」があります。
マイナス得点を表しています。
段は+3 列は-4
ということになります。
これに城のレベル2をかけたのが得点になります。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/3630bf80e8bfdfa4d26f745cb95d795a.jpg)
山タイル・・・2枚
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段や列を分断し、得点計算する場所を区切り別々に計算します。
ドラゴン,金鉱タイルの効果も分断します。
列上の「-3」の効果が届かないので、得点は-1になります。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/bf5bc882e12ee7dcd31b047cdf9fec29.jpg)
ドラゴンタイル・・・1枚
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/b53a87ac96ed1e259bba87e2c8bd424d.jpg)
同じ段や列にある全ての資源タイルを0にします。
障害タイルには影響はありません。
列の得点は「0」になります。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/2807eaf51836db8d7029a915fa035d34.jpg)
金鉱タイル・・・1枚
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/749c7d99e31e0ab7c34b885435f11131.jpg)
同じ段や列にある全てのタイルの数字を2倍にします。
資源タイル・障害タイル共に影響します。
列は「+5」×2×「城レベル2」
=20点 になります。
金鉱タイルのある列は「-2」×2なので、危険ですね。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/6d387e60548f47d9a43451d261999dee.jpg)
魔法使いタイル・・・1枚
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/f6448d41d98ea49406194d02d7015e82.jpg)
このタイルの前後左右に隣接する城コマのレベルを1上昇させます。
ナナメには影響しません。
列は「+8」×「城のレベル2+1」
=24点 になります。
段は「-4」×「城のレベル2+1」
=-12点 になります。
※ルールに明確な表記はありませんが、レベル4の城コマもレベル5となります。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/76f7e95064e6f2a39c405f4779a5feb2.jpg)
得点計算方法
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/dd7700079a8da22f812a4cf1c907f177-1024x768.jpg)
ボードに空きマスがなくなったら1ステージ(1ラウンド)が終了します。
得点計算は、各プレイヤーごとに行います。
段ごとに1~5段まで計算し、次に列を1~6列まで計算します。
各タイルの効果を適用後、以下の様に計算します。
「資源タイルの合計値」-「障害タイルの合計値」×城コマレベルの合計値 =その段(列)の得点 となります。
全ての段と列で計算した得点は、コインとして受け取ります。
ステージの進行
第1.2ステージでは、終了すると次にステージに移行する準備を行います。
① 各プレイヤーは、レベル2以上の城コマは箱にしまい、レベル1は回収する。
② タイルをすべて回収して混ぜ、タイル置き場に積み上げる
③ 初期タイルを1枚引く
④ ステージカウンターを1つ進める
次のステージでのスタートプレイヤーは、前ステージまでの合計で最多得点のプレイヤーになります。
最多得点のプレイヤーが複数いた場合は、その中で城コマを一番多く配置しているプレイヤーになります。
※ 得点計算例
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/12/7782d4331e8b9f76fefeb72b8ca14171.jpg)
ここでは得点計算の例を実施のボードを見ながら解説していきます。
青と黄色のプレイヤーを例にします。全ての計算はここには記載しませんのでご了承ください。
青のプレイヤー
【第3段】 (1+3-5+4+2)×1=5点
【第1列】 (1+1)×2×2=8点
【第4段】 1×(2+1)=3点
【第2列】 (3×2+3)×(2+1)=27点
【合計】 4+8+3+27=42点
黄色のプレイヤー
【第1段】 (5-2-1)×2=4点
【第3列】 0点
【第5段】 (-4-3)×(3+1)=-28点
【第1列】 (1+1)×2×(3+1)=16点
【合計】 4+0-28+16=-8点
ゲームの終了
第3ステージが終了し、得点計算が終わるとゲーム終了となります。 最も得点の多いプレイヤーが勝利します。
『キングダム』の感想
・ジレンマが楽しい
タイルが先かコマが先か等いろいろと悩ましいですが、その中でもいい手が思いつくと楽しいですね。
・運のバランスがいい
タイルの引きは運ですが、ボードの状況や城の所持数等の情報等は 全員同じで見えています。
攻め時を見極めて大きな得点を得られると気持ちいいですね。
・短時間だけどじっくり遊べる
簡単に言うとタイルか城コマを1つ配置するだけなので、ルールはかなりシンプルです。
なので、慣れてくると一手を決める時間は短くなるでしょう。
ですが、いろんな要素を考えるので遊びごたえはしっかりありますよ。
・得点計算が大変
各段や列で計算するので、計算回数はそこそこ多いです。
14才以下でも遊べますが、かけ算を習いたてのお子さまは大変ですね。
最後に
今回は、『キングダム』をご紹介しました。 ボードを使った本格的なゲームなのに、シンプルなルールで遊びやすい初心者にもおすすめのゲームです。
このゲームが好きになった方は、他のクニツィア先生のゲームもぜひチャレンジしてみてください!
![コバ](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/11/335964df89316de78479e23501391b6a-150x150.jpeg)
「クニツィアジレンマ」と言われる程のこの感情、
一度体験するとファンになっちゃいますね。
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