『シンデレラが多すぎる』はこんなゲーム
シンデレラが多すぎるは、記憶があいまいな王子様に都合のいい情報を教え、自分の配下の物をシンデレラにしたてあげるゲームです。
手札4枚のカードの中から「~はシンデレラではない」といった条件を2枚提示し、残りの2枚の内条件にあったカードで最も高いランクのカードを最後に出すことができたものが勝利します。
この記事では、僕が持っている「インディーズ版」を元に書いています。 現在流通している「通常版」とは、カードの絵柄等が少し異なっている場合があります。
ゲーム名 | シンデレラが多すぎる |
メーカー | 大気圏内ゲームズ(インディーズ版) アークライト(通常版) |
ゲームデザイナー | 大気圏内ゲームズ |
人数 | 2〜4人 |
時間 | 10分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 2,200円(税込) |
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☆こんな人におすすめ!
・シンデレラが好きな方
自身も国の有力者になった気持ちでプレイすると雰囲気が出ますよ。
・会話が盛り上がるゲームが好きな方
一体どんなシンデレラになるかを話してみる盛り上がりますよ。
・論理的に考えるのが好きな方
どれを候補にしたてあげるか考えつつ条件を出すのが悩ましく楽しいです。
『シンデレラが多すぎる』の準備
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各プレイヤーに「OK・NO」チップを配り、グレーのチップを真ん中に置いておきます。
人物カードをよく混ぜ、各プレイヤーに4枚ずつ配ります。
残ったカードは裏向きのまま真ん中において山札とします。
『シンデレラが多すぎる』のルール
ここからは、シンデレラが多すぎるのルールを紹介していきます。
3~4人用のルールと2人用のルールでは、少しだけ異なる部分があります。
先に3~4人用のルールを解説し、その後2人用のルールとの違いを解説します。
「靴のサイズが最も小さい人」、もしくは適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。
そこから順番に時計回りで手番をくり返していきます。
人物カードの見方
最初に人物カードの見方を解説しておきます。
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・ランク
カードのランクです。1~18まであります。基本的には数字の小さい方が上位で、大きい方が下位となります。
・アイコン
この人物の特徴が書かれています。 年齢や好きな物などが最大3つ描かれています。
・髪
人物のイラストで描かれている髪の色の情報です。
※現在流通しているアークライト版では、アイコンと同じ所に髪色のアイコンもあります。
・情報
このカードをプレイした時に示される「シンデレラの条件」が書かれています。
「Not~」は、アイコンやランクを持つカードを候補から外すという意味になります。
① カードをプレイして条件を示す
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手番が来たプレイヤーは、手札から1枚カードを真ん中にプレイします。
カードに書かれた情報を他プレイヤーにわかるように宣言します。
② OKかNOチップを選択し判定する
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各プレイヤーは、その情報に対して「OK」=受け入れる か 「NO」=否定するかを考えます。
ただし、NOを示せるのはゲーム中に一度だけです。
全員どちらにするか決まったら、一斉にチップを出します。
OKを出したプレイヤーは、チップを自分の手元に回収します。
1枚でもNOチップが出された場合、その情報は無効になります。
これを各プレイヤーが2回ずつ行います。
③ 山札からカードを1枚出し判定する
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全プレイヤーが2回ずつ手番を終えたら、山札から1枚カードを出します。
今までと同じように、OKかNOの判定を行います。
カードの種類
カードの種類は次の通りです。
ランク2・3のカードの情報は少し特殊ですが、この情報もOKかNOの判定をします。
また、山札から出た場合は何も起こりません。
ランク18のカードの条件は、後述する勝敗判定の「全員が条件を満たさなかった場合」でも有効です。
![]() | 1 ランク「16・17・18」のカードはシンデレラではない。 |
![]() | 2 場のカードにグレーのNOチップをおく。 |
![]() | 3 場のカードにおかれたNOチップを1枚取り除く。 |
![]() | 4 ワインのあるカードはシンデレラではない。 |
![]() | 5 ビールのあるカードはシンデレラではない。 |
![]() | 6 ごはんのあるカードはシンデレラではない。 |
![]() | 7 王冠のあるカードはシンデレラではない。 |
![]() | 8 ランク「1・2・3・4」のカードはシンデレラではない。 |
![]() | 9 メガネのあるカードはシンデレラではない。 |
![]() | 10 ♂のあるカードはシンデレラではない。 |
![]() | 11 Seniorのあるカードはシンデレラではない。 |
![]() | 12 Adultのあるカードはシンデレラではない。 |
![]() | 13 Teenのあるカードはシンデレラではない。 |
![]() | 14 Youngのあるカードはシンデレラではない。 |
![]() | 15 茶髪の人物カードはシンデレラではない。 |
![]() | 16 金髪の人物カードはシンデレラではない。 |
![]() | 17 黒髪の人物カードはシンデレラではない。 |
![]() | 18 ランクの判定が逆転する。数字の大きい方が上位で、小さい方が下位となります。 |
ルールの補足
細かなルールの補足です。
・NOチップは一度も使わなくても構いません。
・自分でプレイしたカードにもNOチップを提示することは可能です。
・ランク2のカードで、既にNOチップがおかれたカードに
グレーのNOチップをおく判定をしても構いません。
・ランク3のカードで、既に複数のNOチップがおかれたカードの
NOチップを除く判定をしても構いません。
・プレイヤーがランク2・3のカードをプレイする場合、必ず対象となるカードを
選ばなければいけません。
ただし、最初の1枚目としてカードを出した場合等、カードやチップがない場合は
選ばなくても構いません。
ゲームの終了
山札のカードの判定が終われば、勝敗の判定になります。
場に出ている有効な情報を整理します。
各プレイヤーは、その情報を確認してシンデレラの条件を満たすカードが手札2枚の中にあるかを確認します。
状況は3パターンあります。
・1枚条件を満たすカードがある場合
その1枚を提示する
・2枚とも条件を満たす場合
ランクの高い1枚を提示する
・2枚とも条件を満たさない場合
2枚とも提示する
提示するカードが決まったら、全員で勝敗を判定します。
![](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2023/01/de8eed7787f9e599680bcddaa38c1fee-1024x654.jpg)
・条件を満たしたプレイヤーが1人の場合
そのプレイヤーが勝利します。
・条件を満たしたプレイヤーが複数人いた場合
最も高ランクなカードを提示したプレイヤーが勝利します。
・全員が条件を満たさなかった場合
各プレイヤーの提示した2枚のカードの合計値を比べ、最も上位のランクのプレイヤーが勝利します。
合計値も同じ場合、2枚の内でより上位のランクのカードを提示したプレイヤーが勝利します。
2人用ルール
基本的なルールは3~4人用と同じですが、カードをプレイする流れが異なります。
- ①山札から1枚出して判定
- ②各プレイヤーがプレイして判定(1回目)
- ③山札から1枚出して判定
- ④各プレイヤーがプレイして判定(2回目)
- ⑤山札から1枚出して判定
- ⑥勝敗の判定
山札からは3枚、プレイヤーからは2×2の4枚カードが出されることになります。
『シンデレラが多すぎる』の感想
・カードを出す度に盛り上がる
自分のカードが候補から外されてしまうかもしれないので、常に情報に対していろいろ言いたくなっちゃいます。
・慣れてくるとサクッと遊べる
少ない手札からカードを選ぶので、どれを候補にするかが慣れてくると決めやすくなり、サクッと遊べます。
・何度もプレイしたくなる
なかなか勝つのは難しいけど、次は上手くできるハズと何度もプレイしたくなりますね。
・勝敗判定がややこしい
手札の候補を確認するのに3パターンあり、全員提示して勝敗を決めるのにも3パターン程度あるのが、
少しややこしいですね。何度か遊ぶとスムーズに判定できるようになると思います。
最後に
今回は、『シンデレラが多すぎる』をご紹介しました。 思わず口調が貴族の様になってしまう程楽しいパーティーゲームです。
最後はとんでもないカードがシンデレラになっちゃうこともあるので、何度も遊んでその奇跡を体験してみてください。
![コバ](https://tanagaippai.com/wp-content/uploads/2022/11/335964df89316de78479e23501391b6a-150x150.jpeg)
シンデレラの映画をみると、
より没入感が生まれるかもしれませんね!
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