『ゼロ』はこんなゲーム
ゼロは、9枚の手札を場にあるカードと交換していき、できるだけ失点を抑えるゲームです。
1~8までの数字が書かれたカードが7色あります。
手札にある数字分失点してしまうのですが、手札の同じ数字は一度だけ数えます。
また、「同じ数字のカードが5枚以上」になるか、「同じ色のカードが5枚以上」になると0点となります。
それらを目指して場のカードと交換し、全体で2回パスが行われたらラウンドが終了して計算を行います。
これをプレイ人数分のラウンドをくり返し、最も失点の少ないプレイヤーはゲームに勝利します。
ゲーム名 | ゼロ |
メーカー | テンデイズゲームズ |
ゲームデザイナー | Reiner Knizia (ライナー・クニツィア) |
人数 | 3~5人 |
時間 | 20分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 1,650円(税込) |
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☆こんな人におすすめ!
・じっくり考えるのが好きな方
今の手札でどこまで失点が抑えられるのか、じっくり考えて遊べます。
・悩ましいジレンマが好きな方
どれを残してどれを交換するか、優先することを悩ましく考えるゲームです。
・相手との駆け引きが好きな方
パスを上手く使って欲しいカードを引き出させたりと、駆け引きが楽しいですね。
『ゼロ』の準備
カードを配るディーラーを決めます。
1~8までの数字が書かれたカードが、7色ずつの56枚あります。
これをよく混ぜて、各プレイヤーに9枚ずつ配ります。
中央の場に5枚のカードを表向きに並べます。
余ったカードはこのラウンドでは使用しないので、脇に置いておきます。
ディーラーの左隣のプレイヤーは、スタートプレイヤーになります。
『ゼロ』のルール
ここからは、ゼロのルールを紹介していきます。
スタートプレイヤーから始め、 そこから順番に時計回りで手番をくり返していきます。
手番になったら、以下の2つのアクションからどちらか1つを必ず実行します。
A. 交換
B. ノック
A. 交換
手札から1枚選んで表向きに公開して場に並べ、場の5枚のカードから1枚選んで手札に加えます。
B. ノック
手札を交換したくない場合、テーブルを軽くノックして交換をパスします。
ノックには以下の条件があります。
- 一度ノックをしても、次の手番で交換をすることは可能
- そのラウンドで1回目のノックは、特に何も起こらない
- そのラウンドで誰かが2回目のノックをした場合、
ノックをしたプレイヤーの右隣のプレイヤーまで、一度だけ交換ができる - 最後の手番で交換したくない場合、ノックで交換をパスできる
- 全員が交換を終えた時、得点計算を行う
ラウンドの終了と得点計算
ノックが2回行われ、全員が交換を終えた時にラウンドは終了します。
得点計算の方法は以下の通りです。
- カードの数字がそのまま得点になる
- 同じ数字は何枚あっても一度しか計算しない
- 同じ色のカードが5枚以上ある場合、その色のカードは0点として計算する
- 計算した得点は、プレイヤー毎に記録する
その後、前のラウンドのディーラーの左隣のプレイヤーが新しいディーラーになり、新しいラウンドを開始します。
ゼロ
プレイが行われている時、以下の特殊な条件がそろった時に起こるルールです。
- 手札に同じ色のカードが5枚と、同じ数字のカードを5枚そろえることができた場合、
『ゼロ』が達成されて、得点は0になる - ただちに「ゼロ」と宣言して手札を公開し、そこでラウンドは強制終了される
- 全てのプレイヤーは、その時点で得点計算を行う
ゲームの終了
プレイヤー人数と同じラウンド数プレイしたら、ゲームの終了となります。
全ラウンドの得点を計算し、最も点数が少なかったプレイヤーがゲームに勝利します。
『ゼロ』の感想
・どこまで攻めるか見極めるのが楽しい
なかなかゼロにすることは難しいので、どこまで点数を減らせるかを見極めるのは重要です。
早めに点数を減らしてノックをするなど、他プレイヤーとの駆け引きが楽しいです。
・ドキドキが楽しい
みんながどれだけ交換が進んでいるのかは、はっきりとはわかりません。
いつ終わるのかわからないドキドキがたまりませんね。
・爽快感がすごい
楽しいゲームですが、わいわい遊ぶというよりかは じっくりと駆け引きをするゲーム。
その空気感の中で、交換が上手くいってゼロが完成した時は、思わず大きなリアクションをしたくなる程爽快な気持ちになれますよ!
・派手さはあまりない
場のカードと交換するかパスをするかだけなので、 他プレイヤーに直接干渉したりはありません。
何度かプレイすると徐々に上手くなってきて、 その魅力に気付けるかなと思いますよ。
最後に
今回は、『ゼロ』をご紹介しました。じっくり考えてプレイする大人なゲームかと思いきや、ルールは簡単なのでお子さんでも遊べてしまいます。
場所もそんなに必要ないので、いろんな場面で活躍するおすすめのゲームです。
パスをあえて「ノック」にしているのが、
このゲームをやっている感じがして好きです!
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