『街コロ』はこんなゲーム
街コロは、サイコロを振って出た目に応じて資金を調達し、街を発展させていくゲームです。
プレイヤーは企業のオーナーとして、自分の街の発展をライバル達よりも早く発展させることを目指します。
施設が描かれたカードには、「どのサイコロの目に対応して効果が発揮されるか」、「どういった効果があるか」等が書かれています。
初期から与えられた施設を元にどんどんと街を発展させ、「ランドマーク」という4つの施設をいち早く建設したプレイヤーは、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | 街コロ |
メーカー | グランディング |
ゲームデザイナー | 菅沼 正夫 |
人数 | 2~4人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 7才~ |
価格 | 3,667円(税込) |
☆こんな人におすすめ!
・自分の手元を発展させるゲームが好きな方
施設が増えて街が発展していくのは楽しいですよ。
・コンボや戦略を考えるのが好きな方
どういった施設を組み合わせて持つかを考えて、いろいろ試すのがおもしろいです。
・お子さんと遊ぶゲームを探している方
サイコロを振ってカードを買うだけなので、簡単ですし計算の勉強にもなりますよ。
『街コロ』の準備

各プレイヤーは、初期施設を2枚を表面で、ランドマーク4枚を裏面で受け取って手元に並べます。
その他の施設カードを種類ごとにわけ、テーブルに並べておきます。

各プレイヤーは、3コイン受け取ります。
残りのコインは、テーブルの中央においておきます。これを銀行と呼びます。
サイコロ2個も、テーブル中央においておきます。 適当な方法でスタートプレイヤーを決めておきます。
『街コロ』のルール
ここからは、街コロのルールを紹介していきます。
カードの種類と見方
初期施設とその他の施設

- 効果が発生するサイコロの合計値(上部)
- 施設の分類(色)
- 施設名とイラスト
- 施設の効果
- 建設に必要な金額(左下)
ランドマーク

- 施設の分類
- 施設名とイラスト
- 施設の効果
- 完成に必要な金額(左下)
① サイコロを振る

手番が来たプレイヤーは、サイコロを振ります。
サイコロを振る際には、以下のルールがあります。
- 基本的にはサイコロ1個振る
- ランドマーク「駅」が完成しているプレイヤーは、サイコロを1個か2個を選んで振ることができる
- サイコロを2個振った時は、出目の合計を採用する
② 収入を得る

出たサイコロの目に応じて、収入を得たり施設の効果を得たりします。
所持できるコインの枚数に上限はありません。
施設は4つのパターンに分類された15種類存在します。
4つのパターン別の収入を得られるタイミングは、以下のようになります。
![]() | 青色:第一次産業 誰の手番でも、銀行から収入を得られる。 |
![]() | 緑色:商店・工場・市場 自分の手番の時だけ銀行から収入を得られる。 |
![]() | 赤色:飲食店 サイコロを振ったプレイヤーから収入を得られる。 |
![]() | 紫色:大施設 自分の手番の時だけ他のプレイヤーから収入を得られる。 |
コインのやり取りについて
プレイヤー間でコインのやり取りが発生した際、以下のルールがあります。
- 支払いと収入が同時に発生する場合、支払い→収入の順番で処理する
- 支払う時にコインが足りない場合、可能な額だけ支払う
その際、不足分は補てんされない - 複数のプレイヤーに対して支払いが発生する場合、反時計回りの順番で処理する
③ 新たな施設の建設・ランドマークの完成


手番のプレイヤーは、1件だけ新たな施設を建設するか、ランドマークを完成させることができます。
施設を建設する際には、以下のルールがあります。
- カードの左下に書かれた金額のコインを銀行に支払えば、建設することができる
- 大施設は、各プレイヤー各種1件だけ建設することができる
- その他の施設は何件でも建設が可能
- 売り切れた施設は建設できない
- ランドマークを完成させた場合、カードを表向きにする
新た施設を建設した場合もしなかった場合も、これで手番は終了し、時計回りの次のプレイヤーに手番が移ります。
ゲームの終了

プレイヤーの誰かが4件のランドマーク全てを完成させたらゲームは終了し、そのプレイヤーはゲームに勝利します。
『街コロ』の感想
・どういう街にするか想像するのが楽しい
牧場があればチーズ工場が建てるよかったり、森林や鉱山があれば家具工場を建てるといい。
収入面はもちろんですが、どんな街を作ろうかを考えるのが楽しいですね。
・コンボや戦略をが上手くいくと気持ちいい
幅広い出目に対応できるように建物を建てるもよし、上手くいったら一気に稼げるように街を設計するもよし。
カードも15種類あり拡張も出ているので、 いろいろと考えて試してみるのが楽しいです。
・計算の練習になる
サイコロを振る度にお金が動くので、 お子さんと遊ぶ時は計算の練習にもなります。
足し算・引き算・掛け算が出て来るので、 楽しく計算の練習ができますよ。
・サイコロ運に左右される
サイコロの出目からしか収入源はないので、 自分の建物の目が出ないとなかなか収入を得られません。
拡張を入れると収入が得やすくなったり、 さらなる戦略が生まれるので、ぜひ入れて遊んでみて欲しいです。
最後に
今回は、『街コロ』をご紹介しました。簡単なルールで街がどんどん発展していくのが楽しい、
ファミリーでも遊びやすいゲームですね。
ドイツ年間ゲーム大賞2015でノミネートされるぐらい、世界でもおもしろさが認められているので、
おもしろさはお墨付きですよ。
2024年には、『みんなと街コロ』としてSteamなどで遊べるデジタル版も発売を予定されているみたいですね。

まだ未プレイの方は、ぜひ遊んでみてください。

カード等全体のデザインもかわいいので、
きっとみんな好きになると思いますね。
『街コロ』シリーズ紹介
街コロは、基本セットに2種類の拡張が発売されています。
また、ルール変更でさらにおもしろくなって単独で遊べる『街コロ通』もありますよ。