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【ゲーム紹介】『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』|遊郭に残るために烏を退治するカードゲーム【No.040】

No. 021 ~ 040

『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』はこんなゲーム

三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたいは、高杉晋作が唄ったとされる歌をモチーフとした、烏を退治するカードゲームです。

プレイヤーは遊郭の客となり、烏が鳴いたら帰らないといけないので、鳴かないように退治していきます。

最後まで烏を退治し続けて残ったプレイヤーは、ゲームに勝利します。

ゲーム名三千世界の烏を殺し、
主と朝寝がしてみたい
メーカーペンとサイコロ
ゲームデザイナーろい
人数2~4人
時間10~20分
年齢10才~
価格2,464円(税込)

👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。

☆こんな人におすすめ!

・落ち物パズルが好きな方
 烏がどんどんやってきて退治する様は、さながら落ち物パズルの様ですよ。

・幕末が好きな方
 遊郭や高杉晋作などのテーマがおもしろいですね。

・日々仕事に追われている方
 烏を退治してスッキリしちゃいましょう。

『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』の準備

メインボード2枚を重ねて、「丑」が見えるようにしておきます。

「烏カード」「三味線カード」をよく混ぜ、各プレイヤーに「烏カード」3枚「三味線カード」2枚を配ります。

「烏カード」の「鐘」が出た場合、別のカードを配り直し、「鐘」は山札に戻して混ぜ直します。

各プレイヤーは、「烏カード」自分の前に公開し、種類ごとに重ねておきます。

「三味線カード」は、手札として持っておきます。

残った「烏カード」「三味線カード」は山札とし、中央におきます。

昨夜、最も寝るのが遅かった(もしくは適当な方法)プレイヤーが、スタートプレイヤーになります。

『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』のルール

ここからは、三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたいのルールを紹介していきます。

手番がきたプレイヤーは、以下の3つを実行します。

① カードを引く
② 三味線カードを使い、自分の烏を減らす
③ 手番の終了を宣言する

① カードを引く

「烏カード」を3枚「三味線カード」を2枚引きます。

「烏カード」は、自分の前に公開し、種類ごとに重ねておきます。

「三味線カード」は、手札として持っておきます。

山札がなくなった場合、捨て札をよく混ぜて新たな山札とします。

●鐘カード

この時に「鐘」カードが出た場合、メインボードをずらして時間を1つ進めます。
「鐘」は、時間を進めたら捨て札にします。
「鐘」を引いた場合、「烏カード」は2枚など少なくなる場合もあります。

時間

メインボードでは、時間を表しています。

「烏カード」の中にある「鐘」を引くたびに、時間を1つ進めます。

この時間は、手番終了時に残っていてはいけない「烏カード」の枚数が描かれています。

残っていた場合ゲームから脱落してしまいます。

時間ごとの烏カードの上限は、以下の通りです。
2種類以上いる場合、どのカードも上限以上になってはいけません。

時間カード上限
烏×8
烏×5
烏×3 / 鶏×2
烏×3 / 鶏×1 / 鶯×1

② 三味線カードを使い、自分の烏を減らす

「三味線カード」を使い、自分の前にある「烏カード」を メインボードで示された上限数未満になるように減らします。

「烏カード」の種類については、こちらでまとめて紹介します。

退治した「烏カード」は捨て札とし、「烏カード」山札の横に表向きで捨てます。

手番中に三味線カードは何枚使用しても構いません。

「三味線カード」には、以下の2つの使い方があります。

  • カードに書かれた効果を使用する
  • 烏カードを1枚退治する (三味線カードの「撥」と同じ)

「三味線カード」の効果については、こちらでまとめて紹介します。

使用した「三味線カード」は捨て札とし、「三味線カード」山札の横に表向きで捨てます。

③ 手番の終了を宣言する

「丑」は「烏×8」なのでセーフ

①と②を実行した後、手番の終了を宣言します。

・「烏カード」を上限未満にできた場合
  時計回りに左のプレイヤーに手番が移ります。
  「三味線カード」を6枚以上持っていた場合、5枚になるように捨てます。

・「烏カード」が上限以上だった場合
  プレイヤーは、ゲームから脱落します。
  2種類以上いる場合、どのカードも上限以上になってはいけません。
  「烏カード」と「三味線カード」を全て捨て札にします。

カードの種類

「烏カード」「三味線カード」の種類をそれぞれ紹介します。

烏カードの種類

烏カードの種類は次の通りです。

からす(17枚)
烏1羽
からす ×2(7枚)
烏2羽
 
一手番中に全羽退治しないといけません。
退治するために「三味線カード」を複数枚使用しても構いません。
からす ×3(3枚)
烏3羽

一手番中に全羽退治しないといけません。
退治するために「三味線カード」を複数枚使用しても構いません。
蝙蝠こうもり(5枚)
蝙蝠は鳴きません。

何羽いても脱落しません。
「三味線カード」での攻撃時は、蝙蝠から退治しないといけません。

※ 霞網、吹き矢は蝙蝠を無視することができます。
にわとり(8枚)
鳴く時間が烏より遅いです。
うぐいす(3枚)
鳴く時間が鶏より遅いです。
かね(2枚)
時間を1つ進めます。

三味線カード

三味線カードの種類は次の通りです。

ばち(3枚)
烏を1羽退治します。
石礫いしつぶて (2枚)
任意の2羽を退治できます。

2羽が別の種類でも構いません。
吹き矢(2枚)
任意の1羽を退治できます。

蝙蝠を無視して攻撃ができます。
投網とあみ(2枚)
任意の1種類を全部退治できます。
霞網かすみあみ(2枚)
「烏カード」を1枚引き、出た種類の烏を全部退治できます。

蝙蝠を無視して攻撃ができます。
夜鷹よだか(2枚)
その手番終了時には、烏が鳴きません。

烏カードが上限以上だった場合でも、脱落しません。
唄いうたい(2枚)
「三味線カード」を3枚引きます。
ふすま(4枚)
他プレイヤーからの攻撃をガードできます。
・このカードは、他プレイヤーの手番中に使用します。
・「攻撃」とは、これ以降の「三味線カード」の効果で

 自分が指定されることを示しています。
水鉄砲みずでっぽう(3枚)
烏を2羽まで任意のプレイヤーに移動させます。

1羽ずつ別の鳥でも構いません。
移動する対象は1人です。
案山子かかし(3枚)
「烏カード」1枚を任意のプレイヤーに移動させます。
糸切り(2枚)
任意のプレイヤーの「三味線カード」
1枚を捨て札にできます。
捨て札にするカードはランダムに選びます。
部屋替え(1枚)
任意のプレイヤーと、「烏カード」を全て交換します。
猿轡さるぐつわ(1枚)
任意のプレイヤーを選びます。

選ばれたプレイヤーは、手番が終了するまで「三味線カード」
効果を使えなくなります。

「撥」と同じ様に使うことができます。

ゲームの終了

1人のプレイヤーを残して全員が脱落した場合ゲームは終了します。

最後まで残ったプレイヤーは、ゲームに勝利します。

『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』の感想

・ハチャメチャで楽しい

次から次へと烏がやってきて、必死になって退治していくハチャメチャさ

ダメそうでも何とか切り抜けていく感じが、わいわい遊べて楽しいです。

・適度な嫌がらせが楽しい

基本的には自分で烏を退治していくのですが、 少しだけ他プレイヤーに攻撃するカードもあります。

ここぞという時にお互い邪魔し合うぐらいなので、 そこまで嫌な気持ちにもならず楽しめます。

・サクッと遊べる

準備も簡単で、プレイ時間もそこまで長くありません。

すぐに続けてもう一回遊べるので、何度もプレイしたくなります。

・テーマがお子さん向けではないかも

有名なアニメのおかげで「遊郭」もイメージが付きやすいとは思います。

ですが、お子さんにはテーマ説明は軽めにしておくぐらいでも、ゲームは充分に楽しめるかと思います。

最後に

今回は、『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』をご紹介しました。 テーマとは裏腹に、ドタバタ烏を退治するのが楽しいゲームです。

現在流通している物は、鳥のイラストもきれいになっているみたいなので、 より雰囲気が出て楽しいですね。

コバ
コバ

幕末がテーマなので、歴史を勉強してみるのも
おもしろいかもしれませんね。

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👉No.001~020に紹介したゲームのまとめ記事は、こちら。

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