『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』はこんなゲーム
三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたいは、高杉晋作が唄ったとされる歌をモチーフとした、烏を退治するカードゲームです。
プレイヤーは遊郭の客となり、烏が鳴いたら帰らないといけないので、鳴かないように退治していきます。
最後まで烏を退治し続けて残ったプレイヤーは、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | 三千世界の烏を殺し、 主と朝寝がしてみたい |
メーカー | ペンとサイコロ |
ゲームデザイナー | ろい |
人数 | 2~4人 |
時間 | 10~20分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 2,464円(税込) |
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☆こんな人におすすめ!
・落ち物パズルが好きな方
烏がどんどんやってきて退治する様は、さながら落ち物パズルの様ですよ。
・幕末が好きな方
遊郭や高杉晋作などのテーマがおもしろいですね。
・日々仕事に追われている方
烏を退治してスッキリしちゃいましょう。
『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』の準備
メインボード2枚を重ねて、「丑」が見えるようにしておきます。
「烏カード」と「三味線カード」をよく混ぜ、各プレイヤーに「烏カード」3枚と「三味線カード」2枚を配ります。
「烏カード」の「鐘」が出た場合、別のカードを配り直し、「鐘」は山札に戻して混ぜ直します。
各プレイヤーは、「烏カード」は自分の前に公開し、種類ごとに重ねておきます。
「三味線カード」は、手札として持っておきます。
残った「烏カード」と「三味線カード」は山札とし、中央におきます。
昨夜、最も寝るのが遅かった(もしくは適当な方法)プレイヤーが、スタートプレイヤーになります。
『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』のルール
ここからは、三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたいのルールを紹介していきます。
手番がきたプレイヤーは、以下の3つを実行します。
① カードを引く
② 三味線カードを使い、自分の烏を減らす
③ 手番の終了を宣言する
① カードを引く
「烏カード」を3枚、「三味線カード」を2枚引きます。
「烏カード」は、自分の前に公開し、種類ごとに重ねておきます。
「三味線カード」は、手札として持っておきます。
山札がなくなった場合、捨て札をよく混ぜて新たな山札とします。
時間
メインボードでは、時間を表しています。
「烏カード」の中にある「鐘」を引くたびに、時間を1つ進めます。
この時間は、手番終了時に残っていてはいけない「烏カード」の枚数が描かれています。
残っていた場合、ゲームから脱落してしまいます。
時間ごとの烏カードの上限は、以下の通りです。
2種類以上いる場合、どのカードも上限以上になってはいけません。
時間 | カード上限 |
丑 | 烏×8 |
寅 | 烏×5 |
卯 | 烏×3 / 鶏×2 |
辰 | 烏×3 / 鶏×1 / 鶯×1 |
② 三味線カードを使い、自分の烏を減らす
「三味線カード」を使い、自分の前にある「烏カード」を メインボードで示された上限数未満になるように減らします。
「烏カード」の種類については、こちらでまとめて紹介します。
退治した「烏カード」は捨て札とし、「烏カード」山札の横に表向きで捨てます。
手番中に三味線カードは何枚使用しても構いません。
「三味線カード」には、以下の2つの使い方があります。
- カードに書かれた効果を使用する
- 烏カードを1枚退治する (三味線カードの「撥」と同じ)
「三味線カード」の効果については、こちらでまとめて紹介します。
使用した「三味線カード」は捨て札とし、「三味線カード」山札の横に表向きで捨てます。
③ 手番の終了を宣言する
①と②を実行した後、手番の終了を宣言します。
・「烏カード」を上限未満にできた場合
時計回りに左のプレイヤーに手番が移ります。
「三味線カード」を6枚以上持っていた場合、5枚になるように捨てます。
・「烏カード」が上限以上だった場合
プレイヤーは、ゲームから脱落します。
2種類以上いる場合、どのカードも上限以上になってはいけません。
「烏カード」と「三味線カード」を全て捨て札にします。
カードの種類
「烏カード」と「三味線カード」の種類をそれぞれ紹介します。
烏カードの種類
烏カードの種類は次の通りです。
・烏(17枚) 烏1羽 | |
・烏 ×2(7枚) 烏2羽 一手番中に全羽退治しないといけません。 退治するために「三味線カード」を複数枚使用しても構いません。 | |
・烏 ×3(3枚) 烏3羽 一手番中に全羽退治しないといけません。 退治するために「三味線カード」を複数枚使用しても構いません。 | |
・蝙蝠(5枚) 蝙蝠は鳴きません。 何羽いても脱落しません。 「三味線カード」での攻撃時は、蝙蝠から退治しないといけません。 ※ 霞網、吹き矢は蝙蝠を無視することができます。 | |
・鶏(8枚) 鳴く時間が烏より遅いです。 | |
・鶯(3枚) 鳴く時間が鶏より遅いです。 | |
・鐘(2枚) 時間を1つ進めます。 |
三味線カード
三味線カードの種類は次の通りです。
・撥(3枚) 烏を1羽退治します。 | |
・石礫 (2枚) 任意の2羽を退治できます。 2羽が別の種類でも構いません。 | |
・吹き矢(2枚) 任意の1羽を退治できます。 蝙蝠を無視して攻撃ができます。 | |
・投網(2枚) 任意の1種類を全部退治できます。 | |
・霞網(2枚) 「烏カード」を1枚引き、出た種類の烏を全部退治できます。 蝙蝠を無視して攻撃ができます。 | |
・夜鷹(2枚) その手番終了時には、烏が鳴きません。 烏カードが上限以上だった場合でも、脱落しません。 | |
・唄い(2枚) 「三味線カード」を3枚引きます。 | |
・襖(4枚) 他プレイヤーからの攻撃をガードできます。 ・このカードは、他プレイヤーの手番中に使用します。 ・「攻撃」とは、これ以降の「三味線カード」の効果で 自分が指定されることを示しています。 | |
・水鉄砲(3枚) 烏を2羽まで任意のプレイヤーに移動させます。 1羽ずつ別の鳥でも構いません。 移動する対象は1人です。 | |
・案山子(3枚) 「烏カード」1枚を任意のプレイヤーに移動させます。 | |
・糸切り(2枚) 任意のプレイヤーの「三味線カード」を1枚を捨て札にできます。 捨て札にするカードはランダムに選びます。 | |
・部屋替え(1枚) 任意のプレイヤーと、「烏カード」を全て交換します。 | |
・猿轡(1枚) 任意のプレイヤーを選びます。 選ばれたプレイヤーは、手番が終了するまで「三味線カード」の 効果を使えなくなります。 「撥」と同じ様に使うことができます。 |
ゲームの終了
1人のプレイヤーを残して全員が脱落した場合、ゲームは終了します。
最後まで残ったプレイヤーは、ゲームに勝利します。
『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』の感想
・ハチャメチャで楽しい
次から次へと烏がやってきて、必死になって退治していくハチャメチャさ。
ダメそうでも何とか切り抜けていく感じが、わいわい遊べて楽しいです。
・適度な嫌がらせが楽しい
基本的には自分で烏を退治していくのですが、 少しだけ他プレイヤーに攻撃するカードもあります。
ここぞという時にお互い邪魔し合うぐらいなので、 そこまで嫌な気持ちにもならず楽しめます。
・サクッと遊べる
準備も簡単で、プレイ時間もそこまで長くありません。
すぐに続けてもう一回遊べるので、何度もプレイしたくなります。
・テーマがお子さん向けではないかも
有名なアニメのおかげで「遊郭」もイメージが付きやすいとは思います。
ですが、お子さんにはテーマ説明は軽めにしておくぐらいでも、ゲームは充分に楽しめるかと思います。
最後に
今回は、『三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい』をご紹介しました。 テーマとは裏腹に、ドタバタ烏を退治するのが楽しいゲームです。
現在流通している物は、鳥のイラストもきれいになっているみたいなので、 より雰囲気が出て楽しいですね。
幕末がテーマなので、歴史を勉強してみるのも
おもしろいかもしれませんね。
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