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【ゲーム紹介】『ART OF WAR』|6種類のカードで互いにデッキを組む2人用カードゲーム【No.039】

No. 021 ~ 040

『ART OF WAR』はこんなゲーム

ART OF WARは、6種類のカードで互いにデッキを組んで対戦する2人用カードゲームです。

5種類のカードは、数のバランスは違えど互いに同じ性能のカードを用いてデッキを組みます。

そこに、Kingのカード1枚を加えてデッキを完成させて対戦します。

勝利条件が4種類ある中、戦況を見極めて勝利を目指しましょう。

ゲーム名ART OF WAR
メーカープロダクトアーツ
ゲームデザイナー坂上 卓史
人数2人
時間10~20分
年齢12才~
価格1,800円(税込)

👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。

☆こんな人におすすめ!

・トレーディングカードゲームが好きな方
 デッキを組んで対戦するのは、まさしくTCGです。


・将棋やチェスが好きな方
 盤面はもちろんですが、勝利まで詰めていく感覚は将棋のようです。

・2人用ゲームを探している方
 何度でも遊べてあきにくい、いいゲームですよ。

駿河屋で販売されている物は中古商品です。

カードと対戦エリア

はじめに「カードの見方と種類について」、「対戦エリア」について解説します。

カードについて

カードの見方を解説します。

  • 攻撃力
    カードの攻撃力です。
    「X」は、プレイヤーの手札枚数が攻撃力の値となります。
  • 防御力
    縦向き時と横向き時の防御力です。
  • レンジ
    戦場におかれた時の攻撃範囲です。

カードの種類は次の通りです。

後方支援の使用タイミングは、後で解説するどのフェーズで使用できるかを示しています。

 カード名   基本能力   後方支援
Soldier攻撃力:X
防御力:縦2 横1 
タイミング:③
ターン中自分のカードの攻撃力+1。
全てのカードに適用される。
          
Gurdian攻撃力:1
防御力:縦3 横2
タイミング:攻撃対象のカードが選ばれた時
攻撃をされた際、その攻撃を無効にする。
相手の攻撃したカードは横向きのまま。
Archer攻撃力:1
防御力:縦2 横1
後方支援:タイミング:③
相手の戦場エリアのカード1枚を指定し、
1点のダメージを与える。
これによる「捕獲」はできない。
Priest攻撃力:1
防御力:縦2 横2
後方支援:タイミング:③
自分の戦場エリアのカードを別の場所に
移動させる。
移動先にカードがあれば、場所を入れ替える。
Wizard攻撃力:1
防御力:縦2 横1
後方支援:タイミング:相手が後方支援を使う
ために待機列にカードをおいた時
相手の後方支援を無効化する。
相手が使用したカードは待機エリアに残る。
King攻撃力:?
防御力:縦? 横?
後方支援:他5種類のカードの後方支援から
1つ選んで使用することができる。

「King」は10種類存在し、お互い1枚ずつ選ぶ。

対戦エリアについて

対戦エリアは、3つのエリアに分かれています。

  • 戦場エリア
    相手のカードと戦闘を行う場です。前列と後列に3枚ずつカードを並べることができます。
    前列のカードがなくなった時、即座に後列から目の前の前列にカードを移動させます。
  • 待機エリア
    戦場エリアに出ていくカードの待機場所です。最大5枚まで並べることができます。
    「後方支援」を行うと、このエリアにカードを並べます。
    おく時は右取り出す時は左から行います。
  • 王国エリア
    相手と枚数の比較を行う場です。「King」以外の5種類のカードを並べることができます。
    種類ごとにわけ、枚数もわかるようにします。

その他に、山札墓地の場所もあります。

山札と墓地のカード枚数は、いつでもお互いに確認することができます。

デッキ構築

ゲーム開始前に、お互いにデッキを作ります。

最初は以下のデッキが良いとされています。

  • 「King」:K-001K-002 を使用する
  • 5種類を各4枚ずつ

デッキを自分で作る場合は、以下のルールがあります。

  • 「King」1枚 + その他20枚
  • 「King」は、10種類から好きな1枚を決める
  • 5種類のカードの割合は、好きに決めてよい
  • 使用しないカードがあっても良いが、ゲームで不利になる可能性もあるので注意する。

『ART OF WAR』の準備

『ART OF WAR』の準備は、以下の順番で行います。

①「King」の確認
④初期手札
⑤王国エリア
⑥戦場エリア
⑦待機エリア これで準備完了!
『ART OF WAR』の準備
  • 「King」の確認

    各プレイヤーは、選んだ「King」のカードを表向きに公開し、
    対戦相手の「King」を確認します。

  • カードをよく混ぜる

    各プレイヤーは、「King」以外の20枚のカードをよく混ぜ、裏向きに山札としておきます。

  • 先攻・後攻

    先攻と後攻を適当な方法で決めます。

  • 初期手札

    山札から3枚引きます。一度だけ引き直すことができます。
    引いた3枚に「King」を加えた4枚を手札とします。

  • 王国エリア

    各プレイヤーは、山札から1枚引いて王国エリアに1枚おきます。

  • 戦場エリア

    先攻プレイヤーは、手札から1枚戦場エリアの任意の場所に表向きにおきます。
    その後、後攻プレイヤーも手札から1枚戦場エリアの任意の場所に表向きにおきます。

  • 待機エリア

    先攻プレイヤーは、手札から1枚待機エリアの任意の場所に表向きにおきます。
    その後、後攻プレイヤーも手札から1枚待機エリアの任意の場所に表向きにおきます。

『ART OF WAR』のルール

ここからは、ART OF WARのルールを紹介していきます。

各プレイヤーの手番は、次の3つのフェイズによって構成されています。

① リカバリーフェイズ
② ドローフェイズ
③ アレンジフェイズ / バトルフェイズ

①~③まで行った後、相手に手番が移ります。

これをゲームの終了条件を満たすまでくり返し行います。

① リカバリーフェイズ

手番プレイヤーは、自分の戦場エリアにあるカードを全て縦向きにします。

② ドローフェイズ

手番プレイヤーは、自分の山札から1枚カードを引いて手札に加えます。

③ アレンジフェイズ / バトルフェイズ

手番プレイヤーは、アレンジフェイズかバトルフェイズのどちらかを選んで行います。

どちらも行いたくない場合は、どちらも行わずに手番を終了しても構いません。

アレンジフェイズ

手番プレイヤーは、自分の戦場エリアにカードを1枚配置することができます。

基本的な配置ルール

  • カードが既に配置されている場合、入れ替えて配置することができます。
  • カードは、必ず前列に詰めておかなければいけません。
    前列のカードがなくなり、後列にカードがあった場合、即座に前に詰めます。
  • 前列にカードがある場合、その後列にカードを配置することができます。

カードを配置する際、待機エリアにカードがあるかどうかルールが異なります。

A)待機エリアにカードがある場合
  待機エリアの一番左のカードを配置することができます。
  カードが既に配置されている場合、入れ替えたカードは待機エリアの 一番右に移動させます。

追加で配置した場合
入れ替えた場合

B)待機エリアにカードがない場合
  自分の手札からカードを1枚選び配置することができます。
  カードが既に配置されている場合、入れ替えたカードは手札に戻します。

手札から出して
入れ替えた場合は、手札に入れる

その他の行動がないことを確認し、手番の終了を宣言します。

バトルフェイズ

手番プレイヤーは、自分のカードを使って対戦相手のカードを攻撃することができます。

任意の回数、攻撃をすることができます。

ダメージの計算方法やその他のルールは、以下の通りです。

攻撃手番プレイヤーは、自分の縦向きのカードを1枚選び、攻撃可能なカードを確認します。
攻撃するカードを縦向きから横向きにします。
この時点で、攻撃力は確定します。
攻撃する相手のカードを1枚、指定します。
相手には決定した攻撃力分、ダメージを与えます。
ダメージダメージは、その手番中は蓄積します。
手番が交代すると、そのダメージは0になります。
蓄積したダメージが防御力を超えた時、そのカードは「破壊」され、
即座に墓地に表向きにおかれます。
捕獲攻撃力と防御力が同じ値の時、攻撃したプレイヤーは、
攻撃した相手のカードを「捕獲」することができます。
捕獲されたカードは、墓地ではなく攻撃したプレイヤーの王国エリアにおかれます。
後方支援のダメージでは、捕獲できません。

・捕獲
  自攻撃力と防御力が同じなので、相手カードはこちらの王国エリアに移動させる。

その他の行動がないことを確認し、手番の終了を宣言します。

その他のルール

その他のルールとして、以下の3点を解説します。

  • 後方支援
  • 入国
  • 徴兵

後方支援

相手が攻撃してきたので…
Gurdianで攻撃を無効化させた

決められたタイミングでカード固有の支援効果を使うこと「後方支援」と言います。

各カードの後方支援の「使用タイミング」と「効果」 については、こちらに記載しています。

また、後方支援には次の条件があります。

  • 使用するカードを手札から選び、待機列の一番右におく。
  • その後、後方支援の効果を実行する。対象はその時に指定する。
  • 待機エリアにカードが5枚ある時、後方支援を行うことはできない。
  • 「King」は、どの後方支援を使うかを宣言してから待機エリアにカードをおく。

入国

手札から任意のタイミングで
王国エリアにカードをおけます

王国エリアにカードをおくこと「入国」と言います。

入国をには、次の条件があります。

  • 手番中の任意のタイミングで実行できる。
  • 毎手番に一度だけ行うことができる。
  • 手札から1枚までおくことができる。
  • King以外のカードから選ぶことができる。
  • 手番終了時に手札が6枚の場合、必ず入国を行わないといけない

徴兵

戦場エリアのカードが全てなくなった時、 カードを戦場エリアに並べないといけません。
これを「徴兵」と言います。

徴兵には、次の条件があります。

  • 待機エリアの左側から順番に、カードを配置する
  • カードは2枚配置しないといけない
  • 待機エリアのカードで足りない場合、可能な限り待機エリアから配置した後、
    王国エリアの任意のカードを戦場エリアに2枚配置する
  • それができなければ、そのプレイヤーは敗北する

ゲームの終了

これは「3.建国」で勝利した状況

4つの内いずれかの条件を満たした時ゲームは終了し、勝敗が決まります。

1. 終戦お互いの山札がなくなった手番の終了時ゲームは終了します。
王国エリアにより多くのカードをおいているプレイヤーの勝利です。
同数の場合、墓地のカードが少ないプレイヤーの勝利です。それも同じ場合、引き分けになります。
2. 処刑対戦相手のKingを破壊、または捕獲した時にゲームは終了します。
これを行ったプレイヤーの勝利です。
3. 建国互いの王国エリアを比較します。 各種類ごとに枚数を比較し、
相手よりも多くのカードをおいてる種類が4種類になった時、即座にゲームは終了し、
そのプレイヤーはゲームに勝利します。
4. 滅亡あなたの対戦相手に徴兵が適用され、戦場エリアに2枚のカードが配置できない時
ゲームは終了し、あなたは勝利します。

『ART OF WAR』の感想

・いろんな戦略があって楽しい

4つの勝利条件があるので、どうやって勝ちたいかを考えてデッキを組むのが楽しいです。

複数セット持っていればより幅広いデッキ構築もできるので、いろいろ試したくなります。

・覚えることがそこまで多くない

手番の流れはある程度覚えないといけません。

ですが、後方支援の効果は表も用意されていますし、カードも5種類しかないので、覚えないといけないことは意外と少ないです。

・丁度よいプレイ感

手番で出来ることもそこまで多いわけではないですし、どんな戦略でも一瞬で終わることはあまりありません。

じっくり考えて30分、慣れてくると20分かからずにプレイできるので、 楽しく考えられる丁度良い難易度のゲームですね。

・カードスリーブはあったほうがいい

カードに触れる場面が多いので、痛んでしまう可能性があります。

どんなデッキかを知られないためにも、スリーブで保護しておく方がいいでしょう。

おすすめのスリーブはこちら!

最後に

今回は、『ART OF WAR』をご紹介しました。1箱あればずっと遊べるぐらい、 奥の深いカードゲームです。

最近ではなかなか手に入りづらく、後継ゲームのインヴィクタスもありますが、 こちらも最近は手に入りづらくなっているのが残念です

遊べる機会があれば、ぜひチャレンジしてみて欲しいですね。

コバ
コバ

当時、友達4人ぐらいと何度もデッキを組み直して
ずっと遊んでいましたね。

駿河屋で販売されている物は中古商品です。

初心者におすすめのボードゲーム20個を紹介

👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。

👉No.001~020に紹介したゲームのまとめ記事は、こちら。

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