『ひつじとどろぼう』はこんなゲーム
ひつじとどろぼうは、白地図のプレイヤーシートにドラフトしてきたカードを配置するゲームです。
ドラフトとは、例えば5枚の手札から1枚選んで残りを左に回し、次の4枚から1枚選んで左に回し…というように、カードを選び取る方法のことを言います。
このカード配置を3ラウンド行います。
その中でひつじのコマを獲得したり、地図の完成度に応じて点数を獲得し、最も点数の多いプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム名 | ひつじとどろぼう |
メーカー | Power9 Games |
ゲームデザイナー | 坂下 裕一 |
人数 | 2~4人 |
時間 | 30分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 2,500円(税込) |
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☆こんな人におすすめ!
・地図が好きな方
自分の想像した街並みを作ることができますよ。
・タイル配置のゲームが好きな方
カルカソンヌのようなタイル配置ゲームが好きな方はおすすめです。
・かわいいものが好きな方
ひつじコマやカードのキャラはとてもかわいいですよ。
『ひつじとどろぼう』の準備
各プレイヤーは、白地図になっているシートと柵カードを1枚受け取ります。
真ん中にどろぼうコマをおきます。
家カードをランダムで受け取って左上におき、ひつじコマも1つおきます。
家カードに①と書かれたプレイヤーがスタートプレイヤーとなり、スタートプレイヤーカードを受け取ります。
草原カードをよく混ぜて山札としておき、ひつじコマもわきにおいておきます。
『ひつじとどろぼう』のルール
ここからは、ひつじとどろぼうのルールを紹介していきます。
全部で3ラウンドあり、3ラウンドが終了したら得点計算になります。
3~4人用のルールと2人用のルールでは、少しだけ異なる部分があります。
先に3~4人用のルールを解説し、その後2人用のルールとの違いを解説します。
① 草原カードを配る(ドラフト)
各プレイヤーは、草原カードを5枚ずつ受け取り手札とします。
その後、全員同時にカードを1枚選び、残りを次のプレイヤーに渡します。
次のプレイヤーとは、
1・3ラウンド目・・・時計回り(左隣り)
2ラウンド目 ・・・・反時計回り(右隣り)
というように、ラウンドによって異なります。スタートプレイヤーカードにも書かれています。
これらをくり返し、最後の1枚を渡し終えて5枚選んだら次に進みます。
② 草原配置
スタートプレイヤーから順番に、時計回りで草原カードを配置していきます。
草原カードの配置には以下のルールがあります。
- おいてあるカードと辺で接していないといけない
- 川は必ずつながっていないといけない(道はつながっていないくても可)
- どろぼうコマがあるマスには配置できない
- 効果があるカードはそれを適用する
もしも、持っている草原カードが配置できない場合は、草原カードを裏向きにして配置します。
上記のルールは無視をしておくことができ、おいた後は道や川のない草原として扱われます。
各プレイヤーが4枚配置したら次に進みます。余った1枚は、そのまま手札として残ります。
③ 次のラウンドの準備
スタートプレイヤーカードを裏返し、左隣りのプレイヤーに渡します。
その後各プレイヤーは、山札から4枚草原カード受け取り、手札の1枚を足して5枚の手札とします。
①に戻って次のラウンドを開始し、プレイしていきます。
カードの種類
カードの種類は次の通りです。
・ひつじ ひつじの絵の数だけ、そのカード上にひつじコマがおかれる。 | |
・牧羊犬 牧羊犬の絵の数だけ、あなたのシートの好きなカード上にいるひつじコマを全て、 上下左右に隣接するカード上に移動させる。 | |
・どろぼう どろぼうの絵の数だけ、全プレイヤーのどろぼうコマを同じ上下左右のマスに移動させる。 どろぼうコマの移動先にひつじコマがあった場合 ① 他プレイヤー…カードを配置したプレイヤーの柵に全てのひつじコマが移動 ② 自分…全てのひつじコマは箱に戻って除外される | |
・小屋 配置した時の効果はありません。 小屋の絵があるカード上にひつじコマがおかれている場合、どろぼうコマが移動してきても ひつじコマは奪われません。 |
ゲームの終了
3ラウンドが終了し、シートに12枚のカードを配置したらゲームは終了します。
その後、各プレイヤーは得点計算を行います。
得点計算
- ひつじ
シート上のひつじコマと柵カードのひつじコマを数えます。 1つ1点です。 - 街
左上の家から伸びた道が、3つの角にある街まで繋がっていたら得点となります。
右上と左下は各5点、右下の大きい街は10点です。 - 川
川カードが2枚以上繋がっていた場合、1枚2点です。川カード1枚だけでは点数になりません。
これら3つの合計点数が最も多いプレイヤーが、ゲームに勝利します。
最多得点が複数いた場合、ひつじの点数が最も多いプレイヤーが勝利します。
2人用ルール
基本的なルールは3~4人用と同じですが、以下の点が異なります。
- ドラフト
草原カードを6枚受け取ります。その中から2枚選び、残りを相手に渡します。
6→4→2とくり返し、最後の2枚を受け取ったら次に進みます。 - 配置
特に変更はありません。 6枚から4枚配置し、1枚は捨て札、1枚は残します。 - 準備
山札から5枚草原カード受け取り、手札の1枚を足して6枚の手札とします。
『ひつじとどろぼう』の感想
・牧歌的な絵やコマがかわいい
カードをドラフトする際、思わず和んでしまう程絵がかわいいです。
ひつじコマも、もこもこっとして集めたくなりますね。
・ルールがシンプル
道や川を繋ぐことが主な目的なので、欲しいカードがわかりやすいです。
相手が欲しそうな物もわかりやすいので、いい感じに奪い合いになりますね。
・どろぼうコマがおもしろい
相手のひつじを奪うだけではなく、カード配置の邪魔をしたりと、いいアクセントになっています。
・ひつじコマが転がってしまう
仕方がない事ですが、ひつじコマが転がってしまいがちです。
シートの折り目を伸ばして、空調が当たらない様に気を付けましょう。
最後に
今回は、『ひつじとどろぼう』をご紹介しました。手番ですることは簡単なので、初心者にもおすすめのゲームです。
ゲームに慣れた人通しでやる時は、相手が欲しいカードを引いたりして邪魔し合うのも楽しいと思いますよ。
自分の地図が出来上がったら、
思わず写真を撮りたくなりますよ!
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