『ラブレター』はこんなゲーム
ラブレターは、たった16枚のカードで生き残りをかけて争うカードゲームです。
プレイヤーは姫に恋をした旅人となり、城に仕える者の協力を得て姫に恋文を届けることを目指します。
2枚の手札から1枚を使ってプレイしていき、自分以外の全員が脱落するか最後の数字勝負で勝つとゲームに勝利します。
ゲーム名 | ラブレター(第2版) |
メーカー | アークライト |
ゲームデザイナー | カナイ セイジ |
人数 | 2~5人 |
時間 | 5分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 2,035円(税込) |
👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。
ラブレターの歴史
ここでは簡単に、ラブレターの歴史をご紹介します。
- 2012年インディーズ版が販売
ボードゲームのイベント「ゲームマーケット」でカナイ製作所(作者 : カナイ セイジさんのサークル)よりインディーズ版が販売されました。
- 2014年製品版が発売
アークライトより製品版が、カード6枚を追加して発売されました。
- 2022年第2版が発売
発売10周年を記念して、さらに8種16枚のカードを追加して第2版が発売されました。
『ラブレター』はデビュー後すぐに大成功を収めた。以降、世界中で多様なバージョンが出版されている。ここではその一端を簡単に紹介してみよう。
https://arclightgames.jp/specialcontents/loveletter10th/history/
10周年を記念して特設ページも開設されていますので、ぜひ覗いてみてください!
この記事では、第2版の説明を中心に、初版との違いや追加されたカードについてもご紹介します。
☆こんな人におすすめ!
・おとぎ話が好きな方
兵士や魔術師といったおとぎ話に出てくるようなキャラが出るので、世界観が楽しいですね。
・手札が多いと悩んでしまう方
たった2枚から1枚選んでプレイするだけなので、初心者にも遊びやすいです。
・カード効果を使ったゲームが好きな方
効果の組み合わせを考えたり、有効な使い方を考えるのが好きなら楽しめます。
『ラブレター』の準備
16枚のカードをシャッフルして「山札」とします。
山札の上から1枚ふせたまま取り、脇に除いておきます。
今回のゲームでは、このカードは使用しません。
その後、各プレイヤーに1枚ずつカードを配ります。
それを手札とします。
羽ペンタイルを使うなどして、スタートプレイヤーを決めます。
『ラブレター』のルール
ここからは、ラブレターのルールを紹介していきます。
① 山札からカードを1枚引く
手番が来たプレイヤーは、山札から1枚カードを引きます。
② 2枚の手札から1枚選んでプレイする
引いてきたカードと合わせて2枚の手札から1枚選び、カードをプレイします。
カードの効果をねらうか、大きい数字を残しておくかなど、選ぶ基準はいろいろです。
③ カードの効果を使う
カードに「使用:~」(初版では「効果:~」)と書かれている場合、その効果を使用します。
「使用:~」などと書かれていない場合は、個々の処理に従います。カードによっては何の効果も発生しないものもあります。
④ 自分の前に捨て札としておく
プレイしたカードは、自分の前に捨て札として並べておきます。
プレイした順番がわかるようにしておきましょう。
カードの効果によっては、捨て札を確認する物もあるので、他プレイヤーと混ざらないように注意しましょう。
捨て札は、他プレイヤーの手札を推理するヒントになります。
その後、手番は時計回りに移ります。
※ 脱落したら
カードの効果によっては、ゲームの途中で脱落することがあります。
その場合は、手札を自分の捨て札に加えてください。
カードの種類
カードの種類は次の通りです。( )内は、それぞれの枚数です。
基本カードと拡張カードがあり、原則同じ数字のカードと差し替えて遊べます。
「町娘」や「王」はそのまま追加します。
基本カード 8種類
1:兵士(5枚) 他プレイヤーの手札を予想して兵士以外を宣言し、当てられたら相手は脱落する。 | |
2:道化(2枚) 他プレイヤーの手札を見る。 | |
3:騎士(2枚) 他プレイヤーと数字を比べて小さい方は脱落する。 | |
4:僧侶(2枚) 使用した次の手番まで、他プレイヤーからの効果を無効にできる。 | |
5:魔術師(2枚) 自分か他プレイヤーを選び、手札を捨てて1枚山札から引かせる。 | |
6:将軍(1枚) 他プレイヤーと手札を交換する。 | |
7:大臣(1枚) 手札2枚の数字の合計が12以上になると自分が脱落する。 | |
8:姫(1枚) 捨て札にすると脱落する。 |
拡張カード 14種類
0:町娘(1枚) 最後の数字勝負の時、7になる。 | |
1:使用人(5枚) 自分を含む2人を選び、手札を交換する。 | |
2:占い師(2枚) 山札の一番上のカードを見て、手札と交換してもよい。 | |
3:商人(2枚) 他プレイヤーを1人選び、数字が3以下なら脱落させる。 | |
4:執事(2枚) 捨て札にあれば、手札の数字が+2される。 | |
5:学者(2枚) 他プレイヤーと数字を比べて大きい方は脱落する。 | |
6:犬(1枚) 場にプレイすることができない。 | |
7:王太后(1枚) 捨て札の数字の合計が5以上の場合に自分が脱落する。 | |
7:女侯爵(1枚) 手札2枚の数字の合計が12以上になると、このカードをプレイしないといけない。 | |
8:伯爵夫人(1枚) 場にプレイすることができず、山札がなくなってしまうと脱落する。 | |
8:姫(次女)(1枚) 脱落した場合、山札から1枚引いて復帰する。 | |
8:姫(三女)(1枚) 捨て札にすると脱落し、ゲームが即座に終了。 | |
8:王子(1枚) 捨て札にすると脱落する。《基本の姫と同じ》 | |
×:王(1枚) 引いてしまうと自分が脱落する。 |
ゲームの終了
次の場合、ゲームは終了し勝敗が決まります。
A. 山札がなくなった
B. プレイヤー1人を残して全員が脱落した
A. 山札がなくなった
誰かが山札の最後のカードを引いた場合、手番の終了時にゲームは終了します。
脱落していないプレイヤーは手札を公開し、最も大きい数字のカードを持っていたプレイヤーが勝利します。
複数人いた場合、引き分けとなります。
B. プレイヤー1人を残して全員が脱落した
即座にゲームは終了し、生き残ったプレイヤーは勝利します。
得点ルール
ラブレターのトークンを得点としてもらうことができます。
・通常の勝利 : 1点
・数字が8のカードで勝利 : 2点
合計で3点獲得すると勝利します。
『ラブレター』の感想
・選択肢が少なくてスッキリしている
こういったカード効果を使うゲームは、手札が多いと迷いがちです。
ですが、2枚から1枚を選ぶだけなので遊びやすくなっています。
・すぐに始められる
ルールは簡単ですし、カード効果も一覧表があるので、初めての人でもすぐに遊べるようになっています。
・様々な組み合わせで遊べる
第2版になって拡張カードもかなり増えたので、慣れてきたら
いろんな組み合わせで遊ぶことができます。 何度もくりかえし遊べますね!
・1回だけではわかりづらい
短時間でさっと終わってしまう分、いろんな展開があるこのゲームの良さは
1回だけではおもしろいと感じづらいです。
できれば、複数回チャレンジしてみて欲しいです。
最後に
今回は、『ラブレター』をご紹介しました。全部で16枚、種類もたった8種類しか使っていないとは思えない奥深いゲームです。
ちょっとした合間にもできますが、きっと一晩中プレイしてしまうことでしょう。
購入した当初は常に持ち歩いていていましたが、いろんな方とも遊びやすい印象です。
10周年たった今でも、第2版が出るくらい多くの人に愛される作品なので、持っておいて損はないですよ!
キャラクターの設定もこっているので、 ぜひルールで読んでみてください!
より世界観に没入できると思います。
ラブレターの続きのストーリー - シークレットムーン –
同じ作者のラブレターと同じ世界観のゲームで、続きのストーリーとなっているゲームがあります。
姫に恋をしてラブレターを送り、それが届いた後のお話です。
ラブレターが好きな方は、ぜひ遊んでみて欲しいですね。
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