『テンガロン』はこんなゲーム
テンガロンは、順番通りにカードを出していく中、場のカードと10差の時には割り込みができるハンドマネージメントゲームです。
プレイヤーは、1~40の数字のカードが配られてそれを手札とします。
最初のプレイヤーは、好きなカードを1枚出すことができます。
2番目のプレイヤーは、出されたカードより±10以内のカードを1枚出すことができます。
それ以降のプレイヤーは、出せるカードが昇順か降順かが決まり、10以内の差で出していきます。
場に出ている数字と±10差のカードは、手番順に関係なく割り込んで出すことができます。
誰かが手札を出し切ると、ラウンドは終了します。
得点計算を行ってプレイ人数分のラウンドを行ったらゲームは終了し、最も得点が多いプレイヤーがゲームに勝利します。
ゲーム名 | テンガロン |
メーカー | サイ企画 テンデイズゲームズ |
ゲームデザイナー | 居椿 善久 |
人数 | 2~6人 |
時間 | 15分 |
年齢 | 6才~ |
価格 | 1,500円(税込) |
☆こんな人におすすめ!
・トランプのスピードが好き方
どんどんテンポよく場にカードを出していく感じは、スピードによく似ていますね。
・お子さんと遊ぶゲームを探している方
ルールは簡単で、計算の練習にもなりますよ。
・反射神経がいい方
場のカードの変化に素早く対応して、割り込みでカードを出せるかな?
『テンガロン』の準備
全部で61枚のカードには「黒い数字カード」と「赤い数字カード」があります。
各カードの枚数は、以下の通りです。
・黒い数字(1~40)・・・各1枚 | |
・赤い数字(10~30)・・・各1枚 |
全てのカードを裏向きにしてよく混ぜ、プレイ人数に応じてプレイヤーにカードを配ります。
- 2~4人・・・10枚ずつ
- 5~6人・・・8枚ずつ
残ったカードは山札としてテーブル中央に置き、一番上のカード1枚を表向きにして山札の上に置いておきます。
得点計算用にメモを準備しておきます。
適当な方法でスタートプレイヤーを決めておきます。
『テンガロン』のルール
ここからは、テンガロンのルールを紹介していきます。
① 好きなカードを1枚出す
場にカードが出されていない最初のプレイヤーは、手札から好きなカードを1枚場に出します。
② ±10以内のカードを出す
2番目のプレイヤーは、場に出されたカードの数字より±10以内のカードを出すことができます。
③ カードを出すかパスをする
3番目以降のプレイヤーは、手番になったら以下の2つのアクションからどちらか1つを必ず実行します。
A. 10差以内のカードを昇順か降順で出す
B. パス
③-A. 10差以内のカードを昇順か降順で出す
②で2番目のプレイヤーが出したカードが、1枚目から2枚目に対して数字が大きくなったか(昇順)、小さくなったか(降順)でそれに従わなくてはいけません。
そのルールに従っていれば、好きなカードを選んで出すことができます。
同じ数字のカードは出せません。
③-B. パス
出せるカードない場合や出したくない場合、パスをすることができます。
パスには以下の条件があります。
- 山札の上にある表向きのカードを1枚引かなければいけない
- その後、新たに山札の一番上のカードを表向きにする
- 一度「パス」を宣言した後でも、次の手番で出せるカードがあれば出してもよい
- 全員がパスをした場合、場のカードは脇によけて新たに①からゲームを再開する
- 山札がなくなった場合、使用済みのカードを集めて裏向きにしてよく混ぜ、新たに山札を作る
特別ルール『テンガロン』
場のカードの数字とちょうど±10のカードを持っていた場合、「テンガロン」が宣言できる。
「テンガロン」には以下の条件があります。
- 黒い数字カードの場合、自分の手番であれば「10大きい」か「10小さい」 数字を出して宣言することができる
- 赤い数字カードの場合、自分の手番ではなくても割り込んで宣言し、カードを出すことができる
- 宣言された場合、場のカードを脇によけて①から再開する
- 自分が出したカードには、宣言することができない
ラウンドの終了
プレイヤーの誰かの手札がなくなったら、ラウンドは終了します。
得点計算の方法は、以下の通りです。
手札が残っているプレイヤー
- 黒い数字は1枚「-1点」
- 赤い数字は1枚「-2点」
手札を出し切ったプレイヤー
- 他プレイヤーのマイナス点の合計を「プラス点」として獲得
各プレイヤー毎に、点数ををメモに記録します。
新しいラウンドのスタートプレイヤーは、前のラウンドの時計回りで次のプレイヤーに代わって次のラウンドを開始します。
ゲームの終了
プレイヤーの人数と同じだけのラウンドを行ったら、ゲームは終了します。
最も点数が多いプレイヤーは、 ゲームに勝利します。
『テンガロン』の感想
・誰でもすぐに遊べる
ルールは簡単で難しい計算も必要ないので、誰でもすぐに遊べます。
小学生ぐらいのお子さんと遊ぶと、計算の練習にもなっていいですね。
・油断できないドキドキが楽しい
赤いカードでテンガロンをされると、手番が飛ばされるかもしれません。
自分の番ではどれを出すかを考えつつ、他プレイヤーに出せれないように素早く出さないといけません。
逆に他プレイヤーの手番に割り込めるように、場の状況をしっかりと見ないといけないので、 適度な緊張感にドキドキしますね。
・持ち方によっては数字が見ずらい
左上の数字は大きいので場に出ていると見やすいですが、 重ねて持つと見ずらいです。
上下を逆さまにすると見やすくなりますね。
最後に
今回は、『テンガロン』をご紹介しました。かわいい絵柄でテンポよくサクッと遊べるカードゲームです。
みんなが慣れてくると、トランプのスピードの様にどんどん場のカードが変化してきて、ドキドキハラハラ楽しいですよ。
この黄色い動物は「クマ」ではなくて「テン」ですよ!