『アール ライバルズ』はこんなゲーム
アール ライバルズは、お互いに0~7の数字のカードを手札として対戦するカードゲームです。
プレイヤーは、国王が亡くなった国の後継者になるべく候補に挙がった隣国の王子となり、
ライバルの王子に勝利することを目指します。
それぞれ1枚ずつカードをプレイしていき、先に4勝したらゲームに勝利します。
この記事では、僕が持っている「旧版」を元に書いています。 現在流通している「新版」とは、カードのテキスト等が少し異なっている場合があります。
ゲーム名 | アール ライバルズ |
メーカー | キュービスト(旧版 2014~) すごろくや (新版 2022~) |
ゲームデザイナー | カナイ セイジ |
人数 | 2人 |
時間 | 5分 |
年齢 | 10才~ |
価格 | 1,320円(税込) |
👉 このゲームも紹介している、【初心者におすすめのボードゲーム20個】を紹介している記事はこちら。
すごろくやさんのゲーム紹介動画
☆こんな人におすすめ!
・2人用の短時間ゲームを探している方
1枚カードを決めて出していくだけなので、1回のゲームは5分前後で終わります。
・ラブレターが好きな方
同じカナイセイジさんの特殊効果カードを使ったゲームなので、 こちらもハマると思います。
ラブレターについて、詳しくはこちら。
・ヒリヒリとした心理戦が好きな方
相手のカードを読み合う心理戦が楽しいです。
『アール ライバルズ』の準備
各プレイヤーは、それぞれ青の8枚のカードか赤の8枚のカードを受け取ります。
8枚のカードを全て手札とします。
『アール ライバルズ』のルール
ここからは、アール ライバルズのルールを紹介していきます。
① 1枚選んで裏向きで出す
各プレイヤーは、手札から1枚決めて裏向きで出します。
② 一斉にオープンして勝敗判定
2人ともカードを出したら一斉にオープンして、勝敗判定を行います。
これを勝負と呼びます。
基本的には数字の大きい方が勝ちます。
各カードの能力によっては、その勝敗も変化します。
引き分けた場合、勝負は持ち越しとなります。
次の勝負に勝ったプレイヤーが持ち越した分も合わせて勝ったことになります。
カードの種類
カードの種類は次の通りです。
7:王子 特に能力はありません。 相手が姫の場合、即座にゲームに敗北します。 | |
6:将軍 次の勝負で出すカードの数字を+2します。 | |
5:魔術師 その勝負で出された相手の能力を無効にします。 数字のみで勝負とします。 | |
4:大臣 このカードで勝利した場合、2回勝利したことになります。 引き分けで持ち越された次の勝負で勝利した場合、3回勝利したことになります。 | |
3:暗殺者 数字の強さを逆転させ、小さい方が勝利します。 ただし、王子にはこの能力は無効になります。 | |
2:密偵 次の勝負で、相手にカードを先に表向きで出させることができます。 お互いに密偵を使用した場合、この能力は無効になります。 | |
1:姫 相手が王子の場合、即座にゲームに勝利します。 | |
0:道化 その勝負を引き分けにできます。 ただし、相手が魔術師の場合は敗北します。 |
ゲームの終了
勝負をくり返し、先に4勝した方がゲームに勝利します。
どちらかが4勝することなく全てのカードが出し切られた場合、そのゲームは引き分けとなります。
オプションルール
基本のルールは以上ですが、いくつかオプションルールがありますので一部ご紹介します。
① スリーカード
手札8枚をよく切って山札とし、そこから3枚引いて手札とします。
各勝負が終わるごとに山札から1枚カードを引きます。
② ランダムディール
16枚すべてをよく切って混ぜ、8枚ずつ配ります。その8枚を手札としてプレイします。
③ プリンセス・アタック
ゲーム開始時に、手札の王子と姫を交換します。片方は王子2枚、もう片方は姫2枚でプレイします。
個人的には①はおすすめです。
このゲームは選択肢が8枚と多いので、選択肢を3枚に絞ると遊びやすくなりますよ。
『アール ライバルズ』の感想
・しっかり考えるのにサクッと遊べる
1枚のカードを出すだけなのに、相手の状況や自分の残り手札、何勝しているか等悩ましく考えるのが楽しいです。 ですが短時間で勝敗はパッと決まるので、くり返し遊びたくなります。
・環境をあまり選ばない
トレーディングカードゲームなら、お互いにカードをたくさん持ってないと遊べないですよね。
ですが、同じぐらいの濃密な対戦ができて、且つ箱もコンパクト。
場所もそこまでとらないので、気軽にプレイできますよ。
・戦略がいろいろ考えたくなる
あれの後にこれを出すとよさそうだなぁ等、コンボを考えたくなりますね。
カードが8種類ですごく複雑というわけでもないので、自然とコンボを考えやすい設計なのはすごい。
・選択肢が多くて選べない人もいる
通常の8枚手札でプレイすると、カードゲームの経験の差がかなり出てしまいます。
個人的には、運要素が増えてしまいますが、選択肢を減らして考えやすくするためにも
オプションルールの①スリーカードを試してもらいたいですね。
最後に
今回は、『アール ライバルズ』をご紹介しました。 シンプルなルールなのにしっかり考えられるので、2人用ゲームを探している方は必携です。
一見トレーディングカードゲームをしたことがないと難しそうだと感じるかもしれませんが、8種類しかカードがないので覚えることも少ないのでむしろおすすめです。
みんなで集まった時は、トーナメント形式で
遊んでみるのも盛り上がって楽しいですよ!
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