『モーモー トレトレ』はこんなゲーム
モーモー トレトレは、手札から使えるカードの枚数を指定される中、得点カードであるウシの数字にあわせた合計数を出していくカードゲームです。
プレイヤーは「ウチュージン」の小学生となり、「モーモー」と呼ぶウシを捕まえることを目指します。
場に5枚の「モーモーカード」が並べられます。
そのカードの裏面には、このラウンドで使用できる「カード枚数」が指定されています。
各プレイヤーは1~3等の数字が書かれた手札から、このラウンドで指定された枚数を使い、場に並んだカードの数字と同じになるようにカードを組み合わせて、モーモーカードが獲得できたかを判定します。
これをスタートプレイヤーが2周するまでプレイするとゲームは終了。
獲得した点数が最も多いプレイヤーが、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | モーモー トレトレ |
メーカー | キングダイズゲーム |
ゲームデザイナー | ワタナベ アキタカ |
人数 | 3~5人 |
時間 | 15~30分 |
年齢 | 8才~ |
価格 | 2,800円(税込) |
☆こんな人におすすめ!
・読み合いが好きな方
バッティング要素があるので、誰がどこを狙っているのか読み合いがあります。
・お子さんと遊ぶゲームを探している方
手元で簡単な計算をするので、勉強にもなりますね。
・かわいい絵柄が好きな方
ウシやウチュージンはとてもかわいいですよ!
『モーモー トレトレ』の準備
得点カードである「モーモーカード」の内訳は以下の通りです。
・マダラモーモー(3) ・・・26枚(子連れ4枚含む) | |
・赤毛モーモー(4) ・・・19枚 (子連れ3枚含む) | |
・黒毛モーモー(5) ・・・15枚 (子連れ2枚含む) | |
モーモーカードの裏面は こんな感じです。 |
裏面はこのようになっています。
手札として使用する「トレトレカード」の内訳は以下の通りです。
・1 ・・・19枚 | |
・2 ・・・19枚 | |
・3 ・・・19枚 | |
・0 ・・・4枚 | |
・±1,±2,±3 ・・・それぞれ3枚 | |
トレトレカードの裏面は こんな感じです。 |
- ①トレトレカードの配布
各プレイヤーに「1・2・3」のトレトレカードをそれぞれ1枚ずつ、
残りのカードから裏向きでランダムに2枚配ります。残ったトレトレカードは、裏向きにしてテーブルの左側に山札として置きます。
- ②UFOチップ
各プレイヤーに「±1・±2」のUFOチップをそれぞれ1枚ずつ配ります。受け取ったチップは、カラーの面を表向きにして、各プレイヤーの手元に置きます。
- ③モーモーカード
モーモーカードを裏向きにしてよく混ぜ、テーブルの右側に山札として置きます。 - ④牧場マーカー
テーブルの中央に「牧場マーカー」を種類ごとに分けて置きます。 - ⑤リーダーチップ
じゃんけんを行い、最初のリーダーを決めます。リーダーになったプレイヤーは、リーダーチップのウチュージンが描かれた面を表にして手元に置きます。
『モーモー トレトレ』のルール
ここからは、モーモートレトレのルールを紹介していきます。
① モーモーカードを5枚並べる
リーダーチップを持っているプレイヤーは、モーモーカードの山札から1枚ずつめくり、5枚まで場に並べます。
その際、モーモーカードは種類ごとに分けて並べます。
同じ種類のモーモーカードは少しずらして並べ、何枚あるかわかりやすくします。
牧場マーカーをそこの並べた枚数と同じになるように表にし、残りを裏向きにします。
マダラモーモーは3枚、赤毛と黒毛モーモーは2枚まで並べます。
超えた場合はそのカードを捨て札にし、さらに山札引いて並べ直します。
牧場マーカーは、数字の小さい方を優先的に表にします。
② トレトレカードを決めてふせる
リーダーから時計回りに、トレトレカードの数字の合計が牧場マーカーが示している数字と同じになるように計算し、裏向きにふせて置きます。
この時に使用するトレトレカードの枚数は、「モーモーカードの裏面の星の数」と同じでないといけません。
また、カードだけではどうしても数字が作れない場合、「UFOチップ」を使用することができます。
カードをふせる際、そのカードの横にどちらかのチップを同時に出します。
これには以下の条件があります。
- UFOチップを+として使うか、-として使うかまでは宣言しなくても構わない
- UFOチップを使用して数字を作ることができる場合、必ず使用して数字を作らないといけない
- UFOチップは一度に何枚使用してもよい
- UFOチップを使用しても無理な場合、指示された枚数のカードをふせる
③ 一斉にオープン
全プレイヤーは、ふせたカードを作った数を宣言しながら表向きにします。
掛け声は「モーモー8」といったように宣言します。
数字が作れなかった場合、「モーモーブタ」と宣言します。
その場合、±1のUFOチップを表向きにして再度使用できるようになります。
④ 誰がカードを獲得できたか判定する
誰がモーモーカードを獲得できたかを判定します。
カードを出した状況は3段階にわかれ、段階ごとに確認していきます。
- その種類を宣言したのが1人
- 同じ種類の数字に対して複数人が宣言
- 同じ種類の最小の数字に対して複数人が宣言
1. その種類を宣言したのが1人
その種類を宣言したのが1人だった場合、その列に並べられた全てのモーモーカードを獲得します。
2. 同じ種類の数字に対して複数人が宣言
同じ種類のモーモーの数字に対して複数人が宣言した場合、最も数字の小さい数を宣言したプレイヤーがその列に並べられた全てのモーモーカードを獲得します。
これを「少数精鋭ルール」と呼びます。
3. 同じ種類の最小の数字に対して複数人が宣言
同じ種類モーモーの最小の数字に対して複数人が宣言した場合、「山分けルール」が適用されます。
該当するプレイヤーの間で、モーモーカードを分け合います。
リーダーチップを持ったプレイヤーから順番に、時計回りで近いプレイヤーから列の中から好きなカードを選んで受け取ります。
場に並べれらたカードがある限り、これを続けます。
⑤ モーモーカードを捨て札にする
獲得されずに場に残ったモーモーカードがあれば、全て捨て札にします。
⑥ トレトレカードの補充
各プレイヤーは、使用したトレトレカードを捨て札にします。
UFOチップを使用した場合、裏向きにします。
その後、リーダーから順番に使用した枚数と同じ枚数のトレトレカードを山札から補充します。
⑦ 次のラウンドの準備
リーダーは、リーダーチップを時計回りで次のプレイヤーに渡します。
その後、①に戻って新しいラウンドを開始します。
最初にリーダーをしたプレイヤーにリーダーチップが来た際、チップを裏向きにします。
トレトレカード、モーモーカードがなくなった場合、捨て札を裏向きにしてよく混ぜ、新しい山札にします。
ゲームの終了
リーダーチップが2周したら、そのラウンドでゲームは終了します。
もしくは、モーモーカードが場に5枚と裏向きに1枚並べられなくなった場合、即座に終了します。
得点計算の方法は以下の通りです。
- モーモーカードの数字はそのまま得点
- 子連れのモーモーカードは、+1点
- 表向きのUFOチップは、±1は1点、±2は2点
- 1種類のモーモーカードだけを集めた場合、カード枚数がさらに加点
- 3種類を1セットとし、セット毎に1点加点
この方法で計算を行い、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。
『モーモー トレトレ』の感想
・読み合いが楽しい
手元のカードはみんな違いますが、UFOチップなどもあり、取りたいモーモーカードは大抵取れる状況になります。
みんながどこを狙っているのかを読み合うのは楽しいですね。
・テーマと絵柄がかわいい
先生の指示の下、ウチュージンの子どもがウシを捕まえてくるというのがかわいいですね。
テーマとゲーム性がマッチしているので、ウチュージンの気持ちで遊べて楽しいですね。
・戦略がいろいろ考えられる
1種類だけに絞って集めるのか、3種類のセットをたくさん作ることを目指すのかなど、戦略がいろいろと考えることができます。
いろんな戦略が考えられるのはいいゲームですね。
・逆転はしづらい
ハゲタカのえじきとよく似ていますが、手札が異なっている分、ゲームの終盤に向かっていっても相手の出すカードは読み切れません。
ここぞと思って成功しないと、なかなか得点が得られないこともあるかもしれません。
最後に
今回は、『モーモートレトレ』をご紹介しました。 ウチュージンがウシを捕まえるというテーマのバッティングゲームです。
点数を狙える箇所が2~3個あるので、点数も得られやすい…かもしれませんね。 ウチュージンの子どもになりきって、楽しくわいわい遊べる素敵なゲームです。
テーマソングもあるので、ぜひ見て欲しいです!