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【ゲーム紹介】『よくばりハムスター』|同じ種類のカードをため込むセットコレクションゲーム【No.067】

No. 061 ~ 080

『よくばりハムスター』はこんなゲーム

よくばりハムスターは、同じ色且つ同じ数字のカードをため込んでプレイし得点化するセットコレクションゲームです。

手番が来ると、場に並べられた8列のカードから1列選んで獲得したり、同じ色で同じ数字のカードをプレイしたりします。

プレイできるカードは、同じ色且つ同じ数字で、その数字の枚数分同時に出すことができればプレイできます。

その後それを得点化する際、他プレイヤーの手札からカードを奪うこともできます。

これらをくり返していき、場に並んだ8列のカードが残り3列になったらゲーム終了

得点化したカードから手札に残った枚数を引いた数最も多いプレイヤーが、ゲームに勝利します。

ゲーム名よくばりハムスター
メーカーAMIGO
ゲームデザイナーFrancesco Berardi (フランシスコ・ベラーディ)
人数3~5人
時間20分
年齢8才~
価格1,500円(税込)

☆こんな人におすすめ!

・よくばりな方
 どんどんカードをため込んでいき、上手く得点化していくゲームです。

・お子さんと遊ぶゲームを探している方
 数字は1~4までしか出てきませんし、ルールも簡単ですよ。

・ハムスターが好きな方
 種類ごとにハムスターの絵が違ってかわいいですね。

『よくばりハムスター』の準備

ハムスターカードの内訳は以下の通りです。

()内の数字は、そのカードに書かれた数字を表しています。

・黄緑(1)・・・11枚
・緑(1)・・・11枚
・水色(2)・・・16枚
・青(2)・・・16枚
・黄色(3)・・・21枚
・オレンジ(3)・・・21枚
・赤(4)・・・24枚

合計で120枚あります。

全てのカードを裏向きでよく混ぜ、各プレイヤーに裏向きで2枚ずつ手札として配ります。

その後、カードから8枚、テーブルの中央に表向きにして円形に並べます。

残ったカードは裏向きにして、並べたカードの中心に置きます。

適当な方法でスタートプレイヤーを決めておきます。

カードセット

このゲームにおいて、「カードセット」とは以下のような状態のことを言います。

  • 同じ色
  • 同じ数字
  • カードの数字と同じ枚数

この3つの条件を満たす状態を「カードセット」と言います。

○ 青(2)のカードが2枚
× 青(2)と水色(2)が1枚ずつ

『よくばりハムスター』のルール

ここからは、よくばりハムスターのルールを紹介していきます。

手番になったら、以下の3つのアクションから2つを必ず実行します。

2つのアクションは、同じアクションを2回行っても構いません。

A. カード列からカードを取る

B. カードセットをプレイする

C. カードを得点化する

A. カード列からカードを取る

手番プレイヤーは、円形に並んだカード列から1列選び、そこに並んだカードを全て取り手札とします。

その後手番プレイヤーは、今カードを取った所から時計回りで3列にカードを1枚ずつ補充します。

置く時は、同じ列のカードと少しずらして数字がわかるように置くようにします。

ゲーム開始時は全ての列でカードは1枚ですが、ゲームが進んでいくと1列にカードが複数枚並んでいくこともあります。

B. カードセットをプレイする

手番プレイヤーは、カードセット1組を手札から表向きにプレイします。

こうしてプレイされたカードセットの山を「ブロックカード」と呼びます。

同じ内容のカードセットであれば、一度に複数組を1回のアクションとしてプレイすることができます。

ブロックカードは、同じ場所に1枚ずつ重ねて出していきます。

また、このブロックカードには以下のルールがあります。

  • 同じカードセットは、全プレイヤーで1つしかプレイできない
  • もしプレイした場合、そのカードは手札に戻さないといけない
  • ブロックカードの山に複数種類のセットがある場合でも、プレイできないのは一番上の種類のみ

C. カードを得点化する

手番プレイヤーは、Bでプレイしたブロックカードの山を裏向きにすることで得点化することができます。

裏向きににしたカードは得点カード山として、今後得点化した際にはそこの重ねて置いていきます。

得点化には以下のルールがあります。

  • 得点化をしたプレイヤーは、裏返す前の一番上のカードの数字分カードを奪い取ることができる
  • 得点化した時点で最も手札枚数が多いプレイヤーの手札から、奪うことができる
  • 複数該当するプレイヤーがいた場合、手番プレイヤーが誰から奪うかを選択できる
  • 対象になったプレイヤーが、どのカードを渡すか選択できる
  • 奪ったカードは、中身を確認せずに得点カード山に裏向きにおく
  • 対象プレイヤーの手札が指定された枚数より少ない場合、全て渡さないといけない

手番プレイヤーの手札が最も多い場合、最多と同数であっても他プレイヤーからカードを奪うことはできません。

ゲームの終了

山札のカードがなくなったら、カード列は補充がされなくなります。

誰かの手番で残りのカード列が3列になって、そのプレイヤーが2つのアクションを終えたらゲームの終了となります。

20-4=16点

得点計算の方法は以下の通りです。

  • 得点カード山の枚数を数える
  • その合計から手札に残ったカードの枚数を引く
  • ブロックカード山は、得点にはならない
  • カードの数字は特に得点には関係ない

この方法で計算を行い、最も得点の高いプレイヤーがゲームに勝利します。

『よくばりハムスター』の感想

・さくっと遊べる

3アクションから2つを選んで実行するだけ。
そのアクションも、カードを取る・カードを出す・裏返すというすごくシンプルなのがいいですね。

初めてボードゲームで遊ぶ方とも、すぐに遊べますよ。

・しっかりとジレンマがある

大きい得点を得たいから4を出したいけど、なかなかすぐに出せないからため込むとカードを奪われてしまう。

どうやって点数を稼ぐか考えると、しっかりとジレンマがあっておもしろいですね。

・ブロックが効いている

自分の得点化しようとするアクションが、他プレイヤーの妨害にもなるのがおもしろい。

ただし、邪魔ばっかりしていると得点化できないので、 そこのさじ加減が重要ですね。

・よく混ぜないとカードが片寄る

どうしても同じカードをセットにするゲームなので、一度プレイするとカードが片寄ってしまいます。

しかもカード枚数も120枚と多いので、以前紹介した『焼きそば混ぜ』でしっかり混ぜておくようにしましょう。

最後に

今回は、『よくばりハムスター』をご紹介しました。小学生ぐらいのお子さんとも遊べるわかりやすいルールですが、ゲーマーも唸るジレンマのあるいいゲームです。

『コロレット』などのセットコレクションゲームが好きな方は、ぜひ遊んでみてください。

コバ
コバ

ため込みすぎると失点になりかねないので、
よくばり過ぎは禁物ですよ!!

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