『ドメモ』はこんなゲーム
ドメモは、自分の前に裏向きにおかれたタイルの数字を、他プレイヤーのタイルを見て当てる推理ゲームです。
タイルには1~7の数字が書かれていて、 1が1枚・2が2枚といったように、数字と同じだけのそのタイルは存在します。
自分以外のプレイヤーの持っているタイルや、中央におかれた場のタイルなどから自分の持っているタイルを予想して宣言します。
最も早く自分のタイルを全て当てたプレイヤーは、ゲームに勝利します。
この記事では、僕が持っている「プラスチック版」を元に書いています。
現在流通している「木製版」とは、タイルが異なっています。
ゲーム名 | ドメモ |
メーカー | クロノス 幻冬舎 |
ゲームデザイナー | Alex Randolph (アレックス・ランドルフ) |
人数 | 2~5人 |
時間 | 5~15分 |
年齢 | 6才~ |
価格 | 3,080円(税込) |
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☆こんな人におすすめ!
・確率計算が得意な方
どの数字が何枚あるかを確認し、自分が持っているであろうタイルを予想するので確率は大事です。
・駆け引きするゲームが好きな方
相手の宣言や表情も情報なので、どれから宣言するかなどの駆け引きが楽しいです。
・シンプルなゲームが好きな方
手番が来たら数字を宣言するだけなので、ルールはとてもシンプルですが奥深いですよ。
『ドメモ』の準備
28枚あるタイルを全て裏向きにしてよく混ぜます。
プレイヤーの人数に応じて、「手札枚数」・「場のタイル」・「伏せタイル」を準備します。
手札として取ってきたタイルは、表面を見ずに自分の前に並べます。
場のタイルは、全員が見えるようにテーブル中央に並べます。
伏せタイルは、脇においておきます。
プレイヤーの人数に応じたタイルの準備枚数は、以下の通りです。
1人の手札枚数 | 場のタイル枚数 | 伏せタイル枚数 | |
2人 | 7 | 7 | 7 |
3人 | 7 | 0 | 7 |
4人 | 5 | 4 | 4 |
5人 | 4 | 4 | 4 |
適当な方法でスタートプレイヤーを決めておきます。
『ドメモ』のルール
ここからは、ドメモのルールを紹介していきます。
① 数字を宣言する
手番が来たプレイヤーは、自分の前に並べているタイルの数字を予想して、1~7までの数字を一つ宣言します。
② 持っているか確認してもらう
宣言をした人の左隣のプレイヤーは、今宣言された数字があるかを確認します。
- 数字がある場合
宣言された数字のタイルを持っていたら、そのタイルを1枚だけ取り、中央の場に並べます。 - 数字がない場合
宣言された数字のタイルを持っていなかったら、「ありません」といってその数字のタイルが
1枚もない事を教えてあげます。
注意事項は以下の通りです。
- 必ず左隣のプレイヤーが、この確認を行う
- 複数枚あってもそれを伝えてはいけない
③ 手番が移動する
プレイ人数によって、手番の移動のルールが異なります。
- 2,3人の場合
宣言が成功してタイルを捨てられた場合、続けて手番を行えます。
タイルを捨てられる限り、手番は何度でも継続します。
宣言に失敗してタイルを捨てられなかった場合、手番は終了して左隣の人に移ります。 - 4,5人の場合
宣言に成功しても失敗しても、次の人に手番が移ります。
ゲームの終了
タイルを全て捨てることができたプレイヤーは、勝ち抜けていきます。
それ以降も、残ったプレイヤーはゲームを続け、最後の1人まで順位を決めます。
最後の1人になったら、ゲームは終了します。
『ドメモ』の感想
・ルールはとても簡単
自分の前にありそうな数字を宣言するだけという、とても簡単なルール。
準備もタイルを混ぜて並べるだけなので、すぐに遊べます。
数字の概念が理解できていれば、6歳以下の子でも遊べるかもしれません。
・幅広い場面で遊べる
子どもから大人まで、全く同じ土俵で遊べます。
ボードゲーム会のスキマ時間や、飲み会の場面でも盛り上がること間違いなしです。
このゲーム程、「持っていても損はない」と言い切れるゲームはないかもしれないぐらい、どんな場面でも気軽に遊べる良作です。
・いろんな要素が詰まっている
確率を計算してありそうな数字を予想したり、相手の宣言や表情から情報を得たり。
時にはウソをついて他プレイヤーを困らせたりと、ボードゲームで体験する様々な要素が詰まっています。
それなのに、こんなに簡単なルールなのがすごいですね。
・木製版だと上下が確認できない
プラスチック版では、裏面に矢印があったので上下が裏からでもわかりました。
木製にはそういった目印がないので、他プレイヤーに直してもらわないといけません。
持っている本人は関係ないので、周囲が気にならないのであればそのままでもいいかもしれませんね。
最後に
今回は、『ドメモ』をご紹介しました。誰でもすぐに遊べる簡単なルールですが、これ程までに完成されたゲームはないと感じる名作です。
確率だけにとらわれず、いろんな情報を元に数字を推理する楽しさをぜひ味わってみて欲しいですね。
見えている「1」を宣言して混乱させたり、
「7」があまり宣言されない意味を考えるのがおもしろですよ!
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