2025年5月17日(土)~18日(日)に行われる、幕張メッセ 展示ホール5・6・7・8で開催されるアナログゲームのイベント『ゲームマーケット2025春』。
今回は、そのイベントで販売される『ちんぎょすくい』を紹介させていただきます。
『ちんぎょすくい』はこんなゲーム
ちんぎょすくいは、1日に獲得できる重さに注意しながら魚のカードを集めるセットコレクションゲームです。
手番が来たプレイヤーは、裏向きに並べられたカードから1枚表向きにして獲得するかしないか、すでに表向きになっているカードを獲得するかのどちらかを行います。
次の手番は、その時点で獲得している魚カードの総重量が一番軽い人になります。
これをくり返していき、総重量が12を超えたプレイヤーは、1日の行動が終了します。
これを3日間(3ラウンド)行うとゲームは終了します。
カードに書かれた数字やセットで集めるともらえる点数などを計算し、最も多い点数を獲得したプレイヤーは、ゲームに勝利します。
ゲーム名 | ちんぎょすくい |
メーカー | ゑげゑむず |
ゲームデザイナー | ロビン |
人数 | 1~4人 |
時間 | 10~20分 |
年齢 | 6才~ |
価格 | 1セット(2人):1,500円(税込) 2セット(1~4人):3,000円(税込) |
ゑげゑむずさんのXはこちらです。
『ちんぎょすくい』の簡単ルール解説

1セットでは2人用なので、以下には2人用のルール解説をします。
- ①カードを並べる
36枚の魚カードを裏向きにしてよく混ぜ、テーブルに並べます。 - ②スタートプレイヤー
最近金魚すくいをしたプレイヤー、もしくは適当な方法でスタートプレイヤーを決めます。
- ③カードを取得する
手番が来たプレイヤーは、以下の2つから1つのアクションを選んで実行します。A. 裏向きのカードを1枚表向きにし、そのカードを取得するかしないかを決める
B. 表向きのカードを取得する
Aのアクションの際、〈強制取得カード〉が出た場合、必ず取得しなければいけません。
〈迷惑カード〉のつみぼうずが表向きになった場合、処理が終わったら手番が終了します。
カードを取得しない場合でも、手番は終了します。
カードの取得や処理が終わった後、今取得している魚カードの重量の合計が最も軽いプレイヤーに、次の手番が移ります。
- ④総重量
③を手番を移行しながらくり返していき、取得したカードの重さの合計が12以上になった場合、そのプレイヤーはこのラウンドから抜けます(帰宅)。取得したカードを裏向きにして、手元に置いておきます。
帰宅したプレイヤーは、他プレイヤーがカードを表向きにして取得しなかった場合、裏向きのカードを1枚表向きにして、ゲームから除外します。
- ⑤ラウンドの終了
以下の条件になった場合、ラウンドは終了します。- 全プレイヤーがお祭りから帰る
- 「つみぼうず」が3枚表向きになる
取得したカードはそのまま手元に置いておきます。
場に残ったカードと除外したカードを合わせて裏向きにしてよく混ぜ、テーブルに並べます。
一番最初に帰ったプレイヤーをスタートプレイヤーとし、次のラウンドを始めて③~⑤を行います。
- ⑥ゲームの終了
③~⑤までを3日(3ラウンド)行ったら、ゲームは終了します。
カードの書かれた数字の点数、セットを作った点数を合計し、最も多い点数を獲得したプレイヤーは、ゲームに勝利します。
同点の場合、取得したカード枚数が少ないプレイヤーがゲームに勝利します。
コンポーネント紹介
ここでは、ちんぎょすくいのコンポーネントを簡単に紹介します。
画像はタップで拡大できます。
・魚カード

- 左上のちょうちんの数字は「得点」
- 右側の袋の数字は「重量」
- 下に効果が書かれているものは、その効果が適用される
・強制取得カード

・つみぼうず

3人以上用のルール
2セットカードを使用して、3~4人で遊ぶルールもあります。
2人用ルールとの違いは、以下の通りです。
・手番順
2人用では「総重量の軽い人」に手番が移るとなっていました。
3人以上では「取得しているカードが少ない人」から時計回りに手番が移ります。
また、Aのアクションで表向きにして取得しなかった場合、時計回りで自分の順番になるまでは
手番が飛ばされるようになります。
・Bのプレイヤーが引き、その後もパスがない場合:B→D→B→C→D→A
・Bのプレイヤーが1度パスした場合:B→D→B→C→D
・セットでの点数
点数を以下の通りに変更します。
・大漁を7点→10点
・豊漁を3点→5点
『ちんぎょすくい』の感想
・駆け引きがわかりやすい
いくつか集めると点数ののびる魚がいたりしますが、みんなどの魚を集めているかは見えています。
また、あとどれぐらいの重量まで取れるかも見えている状態です。
その中でどの魚を取るかを決めるのは、駆け引きがわかりやすくて盛り上がりますね。
・点数になる要素が多くて楽しい
魚の点数、効果による点数、特定の組み合わせで集めるともらえる点数など、点数をもらえる機会が多くあります。
欲しいカードがめくれるかや、逆転を狙ってセットを作ろうとしてみたりと、いろいろ試行錯誤できるのがいいですね。
・準備とプレイが簡単
カードを裏向きで混ぜておけばゲームは始められるし、手番ですることもシンプルなので子どもでもすぐにルールを理解できます。
カードも「金魚すくい」の袋に入って持ち運びしやすいので、気軽にいろんな場面で遊べますね。
最後に
今回は、『ちんぎょすくい』をご紹介しました。
重さに気をつかってカードを集めるセットコレクションゲームです。
2人で気軽に遊ぶのも楽しいですが、2セット買って3人以上で遊ぶとより駆け引きが重要になり戦略性が増すのでおすすめです。

魚カードに書かれた説明文が、
クスッと笑えて楽しいですよ!
ゑげゑむずさんのゲーム
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『蟻の巣コロニー』の記事はこちらです。
『ななころむし』の記事はこちらです。
